内容説明
なぜこのようにさびしく不安なのか、わからないまま、ゾウは向かう。月明かりにうかぶボノボの森にて。
著者等紹介
井上奈奈[イノウエナナ]
京都府舞鶴市生まれ。画家・アーティスト。16歳のとき、単身アメリカへ留学、美術を学ぶ。主に女性や動物をモチーフとした物語性を感じる絵画を制作している。NYや上海など国内外の個展やアートフェアで作品を発表する傍ら、動物をテーマにしたワークショップや、ミュージシャン・建築家など多様なクリエーターとのコラボレーションを展開している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アキ
83
井上奈奈の最初の著作。NPO法人トラ・ゾウ保護基金(JTEF)と共に制作。地球上の最後のゾウが主人公の物語。著者のこの絵本を出版する際の経緯については「星に絵本を繋ぐ」で知りました。JTEFのロゴマークも作る程の入れ込み様。2014年1月初版。発行・キーステージ21。編集・中村真純。デザイン・小口翔平。印刷・光陽メディア。アフリカのサバンナで見たバオバブの木の元にいたゾウの親子を思い出す。2021/11/06
♪みどりpiyopiyo♪
33
…これは、いつやむともしれない大雨が世界を包んだ日の もうひとつのお話… ■静かな絵本を読みました。さいごのぞう って、どういう事でしょう? ■可愛らしいぞうさんの 永くて短い 旅のお話。みんなみんな 読んでみて ✩⡱ (2014年)(日本図書館協会選定)(→続2019/04/09
mntmt
12
これは、未来から届いた絵本かな。人間のせいで、いつかゾウがこの地球から姿を消してしまうかもしれない。2015/09/30
iku
7
「トラ・ゾウ保護基金JTEF」のサポートによる絵本。鉛筆の描画で、静かにはじまるモノクロの画面。息をひそめるように佇む「さいごのぞう」。そして最後の旅に出る。深い深い海へ。読後に残る不思議に静かな、深い悲しみ。SFのような味わいもあり、押し付けがましさなく考えさせられる、美しい絵本。2014/03/16
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
6
ぞうの居場所が無くなった世界の恐ろしさ(動物保護)。象牙目当ての乱獲…現実の悲しさ。売り上げの一部が『トラ・ゾウ保護基金』に寄付されるそうです。2019/06/26
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