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内容説明
いわくつきの封印作品60本超収録。
目次
第1章 1940→1969
第2章 1970→1979
第3章 1980→1989
第4章 1990→1999
第5章 2000→現在
第6章 証言
著者等紹介
赤田祐一[アカタユウイチ]
著述業/編集者。現在、『Spectator』誌に「証言構成『COM』の時代」を連載中
ばるぼら[バルボラ]
ネットワークー/古雑誌蒐集家/周辺文化研究家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ma-bo
81
様々な事情によって、発禁や自主規制、単行本未収録となったいわゆる封印作品の漫画を理由や経緯と共に紹介。古くはのらくろ・ブラックジャックから、ちびまる子ちゃん・毎日かあさん等。差別表現や性表現、残酷描写等昔は抗議する団体がいて問題になるケースが多かったみたい。最近になればなるほど盗作、盗用が発覚してみたいなのが増えているな。2025/01/06
山田太郎
60
結局読めなくなるとどんなもんかと思って読みたくなるが実際読んでみるとたいしたことないのが、世の常だと思った。最近自主規制が激しいから消される前に消えてるので、世知辛い世の中だ。2015/02/18
なる
51
いろいろな事情があって掲載誌から無くなってしまったマンガを戦前戦後、70年代、80年代、90年代、2000年以降に分けて紹介している。『のらくろ』『サザエさん』や手塚治虫、藤子不二雄、赤塚不二夫といった重鎮の作品もその憂き目に遭っている。中には過剰すぎる抗議が元になっているものもある。興味深いのは作品ではなくコマ外の注釈(編集者が入れたもの)がきっかけで連載中止へと追い込まれた『勉強しまっせ』(みやうち沙矢)。作品自体は問題がないだけに切ない。読みたいのはやっぱり漫画太郎先生による『珍入社員金太郎』だな。2022/02/18
アキ・ラメーテ@家捨亭半為飯
32
差別表現、グロテスク、過激な性描写、クレーム、自主規制などによって、発禁や単行本未収録になった漫画を紹介している。そら、これは無理やろ……というものから、なんで、これが?と思うものまで。藤子不二雄『狂人軍』や、あさりよしとお『ラジヲマン』(原発ものの超ブラックコメディ)、『キャンディキャンディ』など、もう読めないのかと思うと読んでみたいと思う作品も。2016/06/16
akihiko810/アカウント移行中
29
古本再読。有害指定、クレーム、盗用などによって「消された(回収された」漫画紹介。印象度B 再読なので、部分読み。手塚「アポロの歌」(エロ)、ジョージ秋山「アシュラ」(人肉食)、平田弘史「血だるま剣法」(部落差別)の顛末を語った巻末部分の「証言」が貴重な資料。手塚の「アポロの歌」はいつか読みたい2022/04/10