内容説明
教会の中心地へと進むオーフェンの前に、最強の“死の教師”クオが現れる。その頃、アザリーもまた自らの目的を果たすために聖都を訪れていた。オーフェンはアザリーと再会できるのか?そして、教会の目的とは?教会の中心部では大陸を滅ぼす女神とそれを防ぐ“始祖魔術士”とがせめぎあっていた。中心部に残されたオーフェンは、教会の教主であるラモニロックと邂逅する。教主の語る世界の真実に、オーフェンは衝撃を受ける。
著者等紹介
秋田禎信[アキタヨシノブ]
1973年生まれ。17歳で第3回ファンタジア長編小説大賞・準入選。『ひとつ火の粉の雪の中』にて作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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海星梨
6
KU。とゆーわけで、とりま第一部10巻完走。そして、よーやく、わたしが生まれた年に。生まれる前にオーフェンって第一部終わってたんか……。つーか、このシリーズはアザリーがヒロインなんだそうなんだ。金髪自爆娘、どーしようもないシーンでは昏倒させられ続けててワロタ。「典型的な足手纏いヒロインにイライラする」こえて「災厄自爆娘にサめる」って感じなんすよね。結構読むの疲れるシリーズだけど、次こそは本当の本当に息抜き回だろーな!?2023/12/05
クロエ
1
オーフェンは常にあがいている存在なのだな、と認識させられる本巻だった。未熟でもヘタレでも常に希望を手繰り寄せようと戦う彼だからこそマジクは彼なりに尊敬しているのだろうし、クリーオウは助けてあげたいのだなぁと納得した。チャイルドマン先生はイスターシバと同じように自らの生徒に希望と理想を託したのだな、と思うと、一巻での早すぎる退場も納得してしまった。かつて文庫本を読んだ時も思ったが、クオはやはり異常なほどに強い。そしてメッチェン……一番戦場から遠く、一番苦労していないのに唯一後遺症を負っているのが切ないね。2013/04/16
U
1
色々伏線回収してたんだろうけど、わたしにはよく分からなかった。2012/03/30
のこ
0
中学生の時は何が起こってるのかよくわからないままだったオーフェン、30すぎると少しは理解が追いついてきたぞ(オーフェンペディア片手に)。 マジクを弟子にもつオーフェンに、今の自分の立場を自己投影する。弟子のへっぽこさを通して、師匠は己の未熟さを悟るというか。 一部のクリーオウはきらきらしていて癒し系。サルアは、秋田先生の小説には珍しいタイプ。想像だけどこのキャラ好きなんじゃないかな。2017/07/20
ぶち
0
当時は自分の脳のキャパを超えていて読み流していた部分が再読で理解できるというのが感慨深い。キムラック編終了。2016/08/24