内容説明
「魔王」と呼ばれたオーフェンがキエサルヒマ大陸を追われ、「原大陸」へと上陸を果たしてから20年。開拓団は様々な困難を乗り越えつつも発展を続け、ついには大陸同士の国交も結ばれるようになった。「原大陸」で魔術学校の校長に就任したオーフェンは、キエサルヒマへの帰還を果たす。そこで再会したのはかつての同窓たる仲間たちと、彼らの息子であるマヨール・マクレディだった。オーフェンは「牙の塔」での講演で若き魔術士たちを挑発し、「原大陸」へと誘う。3年後、マヨールは妹であるベイジット・パッキンガムとともに「原大陸」に渡る。そこはマヨールにとってすべてが刺激的な場所だった。「神人種族」による干渉、世界と人との危ういバランス、新しき技「魔王術」。そして、3人の「魔王の娘」…。二つの世代は交錯し、新たな物語が始まる。
著者等紹介
秋田禎信[アキタヨシノブ]
1973年生まれ。17歳で第3回ファンタジア長編小説大賞・準入選。『ひとつ火の粉の雪の中』にて作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ユカ
43
オーフェンが四十路かぁ。大人になったなあ。ちゃんとした仕事してるし。あいかわらず複雑な世界設定で難しく感じるところもあるけど、それがなんだかかっこいいのもあいかわらず。20年前のストーリーを復習したくなる。クリーオウって昔からあまり好きじゃなかったけど、予想どおりになってこれはこれでいい感じ。次も読もう。オーフェン月間になりそうな予感です。思えばこの作品(過去の)はわたしの”睡眠前読書”習慣の原点になった、大切な作品。今もその習慣続いてるよって、当時10代の自分に教えてあげたい。何て言って笑うかな。2015/02/02
こた。
7
子は親に似るとはよく言ったものですがマジクが素敵な無謀編風魔術士になってて安心しました。2013/05/13
紅羽
4
カラーページを見て、年月の流れを実感しました。皆、昔の面影を残しつつもしっかり大人になっているんですね。前巻との間に一体どんな事があったのか読んでみたいです。マジクの成長ぶりが良い意味で意外でした。2012/03/08
でーたべーす
4
何度読んでも面白いな、と俺は半眼でうめいた。次回は3年後。マヨールがどれだけ成長してるか楽しみだなー!2011/11/23
うぇす
4
もちろん新書で購入。これからまたオーフェン読めると思うと生きていてよかったと思った。 ○旧シリーズもう一度全作購入して読みたくなる。危険。好きな巻の新版出たら買うかな。2011/11/05