内容説明
消費者の「頭の中」を制する者が、ビジネスを制する。情報社会の中で「売れる商品」になる、発想と秘訣あり!豊富な実例をもとに、戦略の立て方と実践法を説いた名著。世界中で30年間読み継がれる、マーケターのバイブル。
目次
マーケティング界を一変させた「新ルール」
ポジショニングとは何か?
頭脳は集中砲火を浴びている
頭の中に忍びこむ
「小さなはしご」を見逃すな
そこからでは、目的地にたどり着けない
業界リーダーになる必勝パターン
追いかける側の「勝ち方」とは?
ライバルのポジションを崩せ!
「ネーミング・パワー」をこの手に〔ほか〕
著者等紹介
ライズ,アル[ライズ,アル][Ries,Al]
世界屈指のマーケティング戦略家。現在、ライズ&ライズ社を経営
トラウト,ジャック[トラウト,ジャック][Trout,Jack]
世界屈指のマーケティング戦略家。現在、トラウト&パートナーズ社社長
川上純子[カワカミジュンコ]
津田塾大学学芸学部国際関係学科卒。大手出版社の編集者として約10年間勤務した後、シカゴ大学人文科学大学院人文科学修士(M.A.)課程修了。現在は、フリーで翻訳・編集業に携わるかたわら、法政大学、多摩美術大学で非常勤講師を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
マガリ
21
マーケティングの基本は「価格・製品・場所・広告」の4Pだが、新たなPを提唱する。『ポジションニング』という戦略だ。万人ウケ狙う、No1の模倣ではない。直接対決を避け、1番乗りを目指す方法だ。役立つアイデアはシンプルで、変わらないものは価値がある。その特徴を示した「ネーミング」が「広告」となる。客観性・世界的な視野を持つことも重要だ。ビジョンを決めたら、資産を集中、すすんで犠牲を払う。一貫性のある行動が特長を明確にする。何よりも「消費者側から発想すること」の大切さに強く共感した。★★★★☆2008年4月刊行2014/03/14
犬こ
15
世界中で30年間読み継がれるマーケティングの本。世界の一流企業から、あまり名の知れていない企業まで、ポジショニングを見誤ると失敗するという例最後のは、目から鱗でした。ポジショニングの問題を解決したいなら、「商品」ではなく「消費者の頭の中を見つめよ」と説く、その意図が事例から非常に分かりやすかったです。2016/02/01
進☆彡19@雰囲気重視
10
「ポジショニングとは、ひとことで言えば『商品ではなく、消費者の側から発想せよ』という、いたってシンプルなもの」。よし、理解した。本書は70年前に発表されたものだが、現代でも通じるマーケティングの基本が記されている。事例もたっぷり紹介されており理解しやすい。ただ、この手の翻訳本は当然海外の事例なので、いまいちピントこない。セブンとローソンの違いとかならわかりやすいのに。当時と現代で決定的に異なるのは、コミュニケーションの変化。スマホやSNSなんて想像もしてないだろうから。それを考慮して参考にしたい。2017/04/15
abekinu
7
これまでポジショニングは製品の特性の面が重要かと思っていたが、消費者の立場になって様々な視点から考えることが大切であると書かれています。消費者の側からすると名前も大切、イメージも大切。例がアメリカのものばかりでイメージがつきにくかった。日本の事例で紹介されているこういった本も読みたい。2015/03/21
おおとろ
5
☆☆☆☆☆ 再読2021/11/22