内容説明
ミツバチ一家は合議制で物事を決めてるって知ってましたか。マキノを棲家にしたアマカワさんとミツバチの日常がエッセイに。興味深くて面白くて、なんだかほのぼのします。
目次
1章 ミツバチとの暮らしが始まった(ミツバチとの出会い;我が家にやってきたニホンミツバチ ほか)
2章 ミツバチの暮らしをのぞいてみる(ミツバチ観察、その体はどうなっている?;ミツバチとハエ ほか)
3章 太陽とミツバチダンス(ミツバチのふしぎな能力;踊りまくるミツバチたち ほか)
4章 ミツバチ・ファミリーの引っ越し(地上10メートル、高所にできた蜂球;新居の情報もダンスで交換 ほか)
5章 ダンサーミツバチのコミュニケーション力(ダンス会議で住処を選ぶ;アリにも投票行動? ほか)
著者等紹介
尼川タイサク[アマカワタイサク]
1943(昭和18)年生まれ。1972(昭和47)年/九州大学大学院理学研究科・博士課程生物学専攻単位取得満期退学。理学博士(九州大学)。1991(平成3)年/神戸大学教養部教授、1992(平成4)年/発達科学部教授(人間環境学科・自然環境論講座)。2007(平成19)年/定年退職(神戸大学名誉教授)。専攻は動物行動生理学、神経生物学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Uzundk
2
ゆるい蜂の話。著者によるミツバチの観察、考察が付記されているミツバチ好きへの導入本。蜂研究と言えばトーマス・シーリーさんの本(ミツバチの会議)とかがあるが、あれほどかっちりしたものではなく、そういう知識をベースに今飼っている状況を観察している。もともとは蠅の研究者であるとのことで、先の研究よりももう少し生態よりの考察が多く、偏光を見る事で方角を知ったり、暗いの中では重力を基準にしているなどさりげないけど重要な要素がちりばめられている。またイラストによる探索のフローなども書いてあり取っつきやすい。2015/11/01
えくりぷす
0
ハエの研究をしていた大学教授が引退され、琵琶湖北部の地マキノでミツバチを飼う話。飼育だけではなく生態についても詳しく書かれており、全体的に優しい雰囲気が醸し出されている。本書はカツヤマサヒコSHOWで知りました。2015/10/09
аяка
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最初から最後まで面白く読んだ.こんな本がたくさんあれば,色んな人が色んな分野に興味をもてるかも.2015/05/14