江戸の教育力 - 近代日本の知的基盤

江戸の教育力 - 近代日本の知的基盤

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  • サイズ B6判/ページ数 159p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784901665087
  • Cコード C1021

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

軍縮地球市民shinshin

14
8代将軍徳川吉宗の享保改革による教育の充実により識字率が向上した。それによって、口頭による意思伝達から何事も文書に認める文書主義に転換した。それまでは役所などでも余程のことがないかぎりは紙に書かなかったらしい。奉行所には硯が一つあればたりたのが、今や一人一個ないと仕事にならなくなったらしい。農村も古老の記憶から、何事も記録しはじめ、過去の記録を参考にしながら農作業や村の行事、飢饉対策などもしたらしい。江戸中期から紙の消費量、飛脚便の増加などがみられたらしい。ペーパー時代に突入したのだ。今はメールに転換した2019/05/12

Tomochum

2
昨今の「江戸時代は良かったよねー」的風潮にはうんざりだが(都合の良い部分しか見ないので)、良くも悪くも当時はこういう教育方針であり、それで300年過ごし、諸外国からどう見られていたかを知ることが出来るのは良いと思う。「進歩もない代わりに、退化しないように」どう過ごしたか、という表現には改めてはっとした。2011/12/11

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