内容説明
“果て”まで歩いた二人の冒険。三島由紀夫『豊饒の海』『日本文学小史』、吉本隆明『最後の親鸞』などを中心に、同じ戦中派として一身で二生を経た二人がそれぞれ辿りついた最終の地点を探る。
目次
最後の思想―三島由紀夫と吉本隆明(西洋近代の没落のなかで;一九七〇年(昭和四十五年)十一月二十五日の衝撃
二十五時間目の部屋
植谷・吉本論争―一九八五年という年
吉本の「井上良雄論」に潜むもの
天皇制への挑戦
思想と身体)
吉本隆明(思想の果てにあらわれるもの;最後の吉本隆明)
三島由紀夫(「絶対」の探求としての言葉と自刃;『豊饒の海』の謎―昭和四十一年の転機;『英霊の声』と一九八〇年以降の文学;神さすらひたまふ―天皇と三島由紀夫;三島由紀夫と吉田満―二十五年の後に;三島由紀夫と日本文学史)
著者等紹介
富岡幸一郎[トミオカコウイチロウ]
1957年、東京生まれ。中央大学文学部仏文科卒。在学中の79年、「意識の暗室―埴谷雄高と三島由紀夫」で「群像」新人文学賞評論優秀作を受賞。文芸評論家。関東学院大学教授。鎌倉文学館館長。オピニオン誌『表現者』編集長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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