内容説明
江戸時代中・後期の「百珍もの」と言われた料理書九点を集成し、復刻。豆腐、鯛、卵、蒟蒻、甘藷、柚、ハモなどの各素材について各々約一〇〇種類、計八四〇種もの料理法を載せる。食材を限定し、料理の種類と技を極める。江戸期の究極レシピ。
目次
第1部 豆腐百珍(豆腐百珍;豆腐百珍続篇;豆腐百珍餘録(豆華集))
第2部 料理秘密箱(鯛百珍料理秘密箱;万宝料理秘密箱前篇・抄(玉子百珍)
柚珍秘密箱)
第3部 諸百珍(甘藷百珍;海鰻百珍;蒟蒻百珍)
著者等紹介
原田信男[ハラダノブオ]
1949年、宇都宮市生まれ。1974年、明治大学文学部卒業。1983年、明治大学大学院文学研究科単位取得満期退学。札幌大学女子短期大学部教授、ウィーン大学日本学研究所客員教授、国際日本文化研究センター客員教授、放送大学客員教授などを歴任。現在、国士舘大学21世紀アジア学部教授。専攻は日本生活文化史・日本文化論。著書に「江戸の料理史」(中公新書、サントリー学芸賞受賞)「歴史のなかの米と肉」(平凡社選書、小泉八雲賞受賞)ほか多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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まるめろ
2
素材を極める江戸時代の調理法集。美味しそうと思うものもあれば、出来上がりが全く想像がつかないものも。気になったものがいくつかあるので、また作ってみたい。2020/03/01
ナツ
0
有名な豆腐百珍以外に、ゆずや蒟蒻など江戸時代の料理の百珍集。いろんなアイデアがあって面白く食べてみたいのもあるが、現代語訳でないうえに、絵も写真も無いので読みにくかった。2014/12/09
偽教授
0
さすがに楷書にはしてあり、解説もあるにはあるが、基本的には原文そのまま。そんなに難解ではないし、珍しい文献も収録してるからそれなりに有益だが2021/11/23