内容説明
人は加齢による自然過程への無知ゆえに心的な不適応に陥る。元と同じ状態に戻ることがあり得ないことを理解し受け容れるのは難しい。その困難を克服するには必読の書。当事者として経験した「問題」を提示し、臨床的な知見から実践的なアイディアを提案していくという、対話形式で展開している。
目次
序章 今までのやりかたじゃ、マズい?
第1章 心身の「変化」に気づく(自分への思い込みを手放す;毎日、自分の心をモニタリングする;体力の衰えを受け入れる;無自覚に受けるストレスを自覚する)
第2章 閉ざしていた「感覚」をひらく(世界観をアップデートしていく;毎日「ピンと来る」感覚を大切にする)
第3章 「孤独」を手放す(アイデンティティを「分散」させる;相談上手になろう;善友と付き合う;「居場所」を増やす;リスペクトする力を磨く)
第4章 人生の「軸」を再発見する(人生に対する実感を持つ;自分のルーツを確認する;いのちの循環を肯定する)
著者等紹介
名越康文[ナコシヤスフミ]
精神科医。専門は思春期精神医学、精神療法。1960年、奈良県生まれ。現・大阪府立精神医療センターにて精神科緊急救急病棟の設立、責任者を経て、99年同病院を退職。臨床に携わりつつ、さまざまなメディアで活動
藤井誠二[フジイセイジ]
ノンフィクションライター。1965年、愛知県生まれ。高校時代からさまざまな社会運動に関わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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なるみ(旧Narumi)
Nobuko
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