感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kiho
12
遥かな国…という印象のパナマとパナマ運河に日本がいろんな側面で関わっていたことを初めて知った☆アメリカをはじめ世界各国が自国の利益、さらには安全安定のため、運河の利権を求めたことなど、第二次世界大戦の歴史を違う角度から記してもいる。パナマ運河を通して見える世界…厚みを感じる一冊だった…。2014/08/26
ばく
2
幻に終わった日本軍のパナマ運河攻撃がテーマだけど,この本を読んでるとアメリカがこれまで中南米でやった事のえげつなさもよく分かるね(^^;2013/08/08
水の都
1
某新聞のお勧め。勉強本です。日露戦争や日清戦争、満州事変や太平洋戦争など日本が進んでしまった帝国理想の哀しい歴史が、パナマ運河を通して書かれています。2014/11/15
Yasuhisa Ogura
1
20世紀前半の日米関係を、パナマ運河を軸にまとめたもの。必ずしも、パナマ運河の全史が描かれているわけではない。それでも、本書からは、アメリカにとってのパナマ運河の重要性が伝わってくる。第2次大戦の終盤、日本海軍は潜水空母による攻撃を計画したが、アメリカは開戦前から日本軍による攻撃の可能性を考えて防衛体制を整備していたという。仮に攻撃作戦が実施されたとしても、攻撃部隊が壊滅的打撃を受けたであろう。また、この地を支配してきたアメリカに対するパナマ国民の反感も描かれている。2014/04/01
yooou
1
☆☆☆☆★ 旧日本軍によるパナマ運河攻撃という歴史に埋もれた幻の作戦を追う。予想以上の深みと広がりを持った本でした。2011/11/23