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内容説明
ヘルダーリン/ハイデガー、ベンヤミン、アドルノ、バディウを読みぬき、哲学=翻訳=演劇の問いの交点に立つラクー=ラバルト哲学の到達点。ハイデガー研究に大転換をもたらした名著『政治という虚構』から十五年、ハイデガーとの対決に終止符を打つ、その後の思考の深まりの軌跡。
目次
プロローグ ハイデガーの存在‐神話論(神話(論)の必要性
原‐歴史の図式 ほか)
詩、哲学、政治(哲学の「詩」への縫合;「詩人たちの時代」の政治的条件 ほか)
ねばならない(「ねばならない」の命法;「ドイツの女たち」 ほか)
詩作の勇気(ハイデガーのヘルダーリン講義;神学‐政治論 ほか)
エピローグ 国民社会主義の精神とその運命(テクネー;国民美学主義 ほか)
著者等紹介
ラクー=ラバルト,フィリップ[ラクーラバルト,フィリップ][Lacoue‐Labarthe,Philippe]
1940年トゥールに生まれる。ストラスブール大学名誉教授。1983‐93年には、カリフォルニア大学バークレー校で客員教授をつとめ、また、1988‐89年には国際哲学研究院会長をつとめる。1995年には「フリードリヒ・グンドルフ賞」を受賞
西山達也[ニシヤマタツヤ]
1976年生まれ、東京都出身。東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻博士課程在籍。2001/02年度、フランス政府給費留学生(哲学)としてストラスブール大学哲学科に留学、ラクー=ラバルトの指導のもとDEA課程を終了。2003年度より日本学術振興会特別研究員
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