実録 総会屋―超大物総会屋がすべてを実名で明かす「これが総会屋の真実だ」

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  • サイズ B6判/ページ数 286p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784893741769
  • NDC分類 335.43
  • Cコード C0036

内容説明

一流企業とそのトップが次々と実名で登場。

目次

第1章 商法改正が総会屋地図をメチャクチャにした
第2章 伝統の大物総会屋が消えて仁義なき闘いの幕開け
第3章 総会屋は何と言っても演説してナンボの世界
第4章 企業を守れる総会屋が企業を攻められる
第5章 総会の場外戦で小川薫を逮捕する本庁の思惑
第6章 マスコミに武闘派・広島軍団と名指された本当の理由
第7章 エセ総会屋が増えた責任はいったいどこにあるか

著者等紹介

小川薫[オガワカオル]
昭和12年8月8日広島市に生まれる。小中学校時代は野球少年として活躍し県立広島工業高校入学、野球部のリーダーとして野球王国広島県のトップクラスに育て広島地区大会決勝まで進出。32年三菱レーヨン入社。34年発奮して芝浦工業大学に入学し野球部に入部。36年中退。38年上京して親戚の経営する家電販売店の集金人をしながら、39年独自に総会屋への道を歩みはじめる。以後「企業の窓」「カープファン」を発行し若手ナンバーワン総会屋として総会で積極的に発言し急成長。46年自ら筆を取って「週刊・裁く!!」を創刊。この間大手を中心に各社の総会に出席また仕切り大物総会屋、A級総会屋としての地位を確立する。48年小川企業株式会社を設立。昭和57年商法改正を機に総会屋活動を中止するも、大物総会屋としての名前が一人歩きする。警察当局の総会屋取り締まりのアリバイ作りのために、総会シーズンになると毎年微罪で検挙され不起訴、有罪を繰り返してきたが、平成15年にはまたもやデッチ上げによって恐喝未遂で起訴される。現在、完全無罪を勝ち取るため法廷での闘いを続けている
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

千本通り

2
昭和57年10月の商法改正によって、事実上総会屋は消滅の道をたどるが、その前までの、総会を穏便に終わらせるための必要悪と思われた時代に活躍した著者の話。中ピ連の榎美沙子女史の話、ピンクレディーの事務所のオーナーだった話など、当時を知る者にとっては内幕を知るうえで貴重な内容だった。この本が出て6年後に恐喝容疑で逮捕されて収監されていた東京拘置所内で肺炎で死去する、71歳だった。2022/07/26

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