内容説明
世界最深7703メートルの超深海で、生きた魚類の撮影とサンプルの取得に成功した海洋生物学者の著者が、満を持して贈る!
目次
第1章 海洋生物学の冒険(海は“道”か;海のホット・スポット ほか)
第2章 “海の視点”“陸の視点”(小説『珊瑚』―新田次郎の視点;日本の海難事故 ほか)
第3章 オーストリア=ハプスブルク帝国と海洋 「うたかたの恋」―皇太子ルドルフのサンゴ(陸の帝国―オーストリアの海への挑戦;ウィーン自然史博物館―ハプスブルク家のコレクション ほか)
第4章 明治の西洋動物学の黎明―木下熊雄(上)(日本近代の博物学の祖・モース;ドレッジ(底引き網)で採集 ほか)
第5章 明治の西洋動物学の黎明―木下熊雄(下)(木下熊雄―そのグローバル性とネットワーク;手永惣庄屋をつとめた父・木下助之 ほか)
著者等紹介
松本亜沙子[マツモトアサコ]
理学博士(海洋生態学・深海生物学)。東日本国際大学特任准教授。東京大学総合文化研究科広域科学専攻広域システム科学系博士課程、海洋研究開発機構研究員を経て、東京大学理学系研究科地球惑星科学専攻(理学博士)。2006年、東京大学海洋研究所でHADEEPプロジェクトを立ち上げる。2008年、International Symposium on Deep Sea Coral(国際深海サンゴシンポジウム)国際運営委員。現在、麗澤大学比較文明文化研究センター客員教授、千葉工業大学地球惑星探査研究センター(PERC)非常勤研究員を兼任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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