内容説明
左きき矯正は?しないほうがいい!左きき生まれ→矯正で右ききに→苦しみ・悩み→左ききへ。そして結論は「あるがまま」で生きること。
目次
第1章 左利きあれこれ(「人」という文字の深い意味;利き手ということ;人は、素晴らしい適応力を持っている;「左利き」をめぐって;手は第二の脳)
第2章 わたしの体験から(自分が自分ではない;自分が分からなくなる;呪縛に陥る―自己の否定;体が悲鳴をあげる;森田療法との出会い)
第3章 花開く個性(自分が自分であるために;「矯正」はやめましょう;E・フロムの言葉から)
著者等紹介
度会金孝[ワタライカネタカ]
1943年、岐阜県に生まれる。小学校、中学校、高校講師を経て、大阪市立中学校教諭として、勤務。定年退職後は、再任用教諭、病欠講師、趣味などに時間を割くかたわら、いろいろな研究会に足を運んでいる。大教組教研(現在は「教育のつどい大阪」)「『平和と国際連帯の教育』分科会」には、レポーター、推進委員、世話人、共同研究者として、約35年間かかわっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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はじめさん
14
自身も左利きであり、教師を長年勤めた著者が「矯正」の弊害なんかについて述べる。左利きでも、やはり文字は右利き用に作られているから、右の方が書きやすいらしい。/ わたしは左利きではなく、箸、ナイフ、消しゴム、描画のみ左優位のクロスドミナンス。/ 個人的に本物の両利きは、左右で同時に異なる文章書いたりするマルチタスカー以外は、バッタもんというかただの器用貧乏のイメージ。/ 明日からボクシング映画の「サウスポー」公開にあわせて読んでみた。・・・宇多津のみの公開。遠いわ(´Д` )(H28/151)2016/06/02
沙織
3
昔、左利きから右利きに矯正され、その後書痙を患った著者が再び左手で字を書き始める。 自身がされた矯正から、自己とは何かを説く本書。 私自身、矯正されましたが、昨年から再び左利きに戻しました。 私は、書く時は左手、食べる時は右手を使っていたそうです。 書く時も右手、で矯正されたあとも、力を入れる動作をする時は左手を使っていました。 左手をメインに使い始めた感想は、こっちの方が落ち着くし、使いやすい。 早く戻していれば、もっとたくさんのことが出来たかもしれません。 私も利き手矯正を恨まずにいられません。 2023/01/20