内容説明
この本は、現代の印刷文字をデザインする5人の書体設計家と、その文字を使用して、組版を設計する3人のデザイナー、もう少し細かくいえばタイポグラファーの、制作にあたっての基本的なコンセプトと自らの作品についての想いを綴った講演集です。
目次
書物を構成するもの―書かれ刷られた文字(森啓)
ひとつの書体をつくること(小塚昌彦)
「ヒラギノ」ファミリーのデザインコンセプト(鳥海修)
「タイポス」「タイポスオールマイティ」と最近の新書体(桑山弥三郎)
「ナール」「ゴナ」「デジタル書体」の発想から仕上げまで(中村征宏)
日本の印刷書体の源流(小宮山博史)
写植書体の歴史的展開と写植文字の今日的な意義(工藤強勝)
デジタルフォントの現状(永原康史)