市民の考古学<br> つくられたエミシ

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市民の考古学
つくられたエミシ

  • 松本 建速【著】
  • 価格 ¥2,090(本体¥1,900)
  • 同成社(2018/08発売)
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  • サイズ B6判/ページ数 202p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784886218032
  • NDC分類 210.3
  • Cコード C1320

出版社内容情報



第1章 東北地方にエミシがいたと言い出したのは誰か

  第1節 エミシが主人公の伝説がないのはなぜか

  第2節 エミシを示す民俗資料や地名

  第3節 なぜエミシを考えるのか

  第4節 エミシを考える方法



第2章 記されたエミシ

  第1節 エミシは文献上の存在

  第2節 エミシを記さなかった文献

  第3節 「毛人」と「蝦夷」のその後

  第4節 エミシの居住域                   



第3章 東北北部の人々の暮らしとその文化的系統

  第1節 馬を飼ったのは誰か

  第2節 集落に住んだのは誰か

  第3節 墓に葬られたのは誰か



第4章 考古学から見たエミシの持ち物

  第1節 誰もが作れる土器

  第2節 専門家が作る土器

  第3節 蕨手刀はエミシの武器か

  第4節 文字と硯



第5章 エミシとは誰か

  第1節 エミシの言葉

  第2節 古代日本国が創ったエミシ

松本 建速[マツモト タケハヤ]
著・文・その他

内容説明

古代日本国が征討したとされるエミシ。しかし彼らは存在していなかった!?考古学や文献史学、言語学の手法を駆使し、隠された真相に迫る。

目次

第1章 東北地方にエミシがいたと言い出したのは誰か(エミシが主人公の伝説がないのはなぜか;エミシを示す民俗資料や地名 ほか)
第2章 記されたエミシ(エミシは文献上の存在;エミシを記さなかった文献 ほか)
第3章 東北北部の人々の暮らしとその文化的系統(馬を飼ったのは誰か;集落に住んだのは誰か ほか)
第4章 考古学から見たエミシの持ち物(誰もが作れる土器;専門家が作る土器 ほか)
第5章 エミシとは誰か(エミシの言葉;古代日本国が創ったエミシ)

著者等紹介

松本建速[マツモトタケハヤ]
1963年北海道生まれ。信州大学大学院人文科学研究科修士課程修了。筑波大学大学院博士課程歴史・人類学研究科単位取得退学。博士(文学)。現在、東海大学文学部歴史学科考古学専攻教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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小鈴

25
東北北部のアイヌ人が大和朝廷に制圧されるという歴史観が覆される驚きの書!そもそも東北北部にはアイヌ語系のエミシは住んでいなかった。日本書紀の蝦夷は、東夷の蝦夷が朝工する「帝国」であることを唐に認めてもらうための倭国のフィクション。認めてもらって倭国から日本へ。著者専門の考古学の観点から、日本書紀の時期に東北北部にアイヌ語系の遺跡がないことを指摘。アイヌ語系は5世紀後半には東北部を去り北海道だけで住むようになり、東北北部にはその後100年以上、人が暮らした痕跡が見つからない。7世紀に日本語系が移住!2019/01/12

月をみるもの

15
5世紀前半くらいに、それまで東北地方にいたアイヌ語話者は完全にいなくなったのだとすると、その撤退の理由はなんなのだろう? 寒冷化?  あと、東北から西に移住させられた「エミシ」については、文献だけでなく考古学的な傍証も多数あるようだが、彼らももともとは関東とかから東北に移住した日本語話者だったんだろうか。19世期に北海道が、そして8世紀に東北が「日本」の一部となったのと同じように、3世紀くらいに九州から奈良にやってきた勢力によって「日本」ができたというのが、神武東征神話の言ってることなのかも。2022/06/12

さとうしん

12
エミシとは中国との外交の都合上、古代国家によって創られた文献上の存在であり、当時東北に住んでいたのは、日本国行きからの移住者であり、エミシの征討とは屯田兵による開拓や、移住者との私的交易を記録の上でカモフラージュしたものであったということを、文献史学、考古学、地名・言語の分布など多様なアプローチによって論証する。著者は考古学者ということだが、文献の見方にも大きな問題はなさそうである。ただカモフラージュ云々については具体例を交えてもう少し詳しく議論してほしかったが……2023/05/06

takao

2
古代東北北部にエミシはいなかった。古代日本国の創作。 5世紀から6世紀の百年は人が住んでおらず、そこに飼馬の集団が移住。 2022/01/18

三休

2
これまでこの著者が言ってきたことを、よりわかりやすく書いている。ただ、土器の解説の部分など、一般人には詳しすぎる感も否めない。それでも、とくに第1章、「東北地方にエミシがいたと言い出したのは誰か」などは、言われてみると、目からうろこ感。歴史とは何かを考えさせられる一書である。通説のエミシ論を信じてきた人々には少し厳しいが、ぜひ、多くの方々に読んでいただきたい。2018/09/08

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