出版社内容情報
《内容》 近年、わが国の乳癌は著しく増加している。とりわけ、
画像診断の進歩と検診レベルの向上により、非浸潤性乳管癌が
多く発見されるようになった。この非浸潤性乳管癌に関する幅広い
テーマについて発表、討論を行った全6回のカンファレンスを1冊に
集積。今後の診療研究に一定の方向を示すとともに、非浸潤性乳管
癌にとどまらず、癌自体の発生、進展、転移のメカニズムを解明
する参考資料としても有益な、すべての癌研究者必読の書である。
《目次》
第1章 非浸潤性乳管癌の概要
・歴史・疫学と検診・高齢者、超高齢者の非浸潤性乳管癌について・他
第2章 非浸潤性乳管癌の基礎
・病理・病理組織像・非浸潤性小葉癌・非浸潤性乳管癌の生物学的特徴・他
第3章 非浸潤性乳管癌の診断
・診断手順・超音波診断・乳管内視鏡と非浸潤癌・他
第4章 非浸潤性乳管癌の治療
・非浸潤性乳管癌の乳房温存療法・非浸潤性乳管癌に対する乳房切除、
リンパ節郭清・非浸潤性乳管癌への放射線の感受性
・再発、転移をきたした非浸潤性乳管癌の検討
非浸潤性乳管癌の病理組織診断の現状
目次
非浸潤性乳管癌の概要(非浸潤性乳管癌(DCIS)の歴史
非浸潤性乳管癌(DCIS)の自然史 ほか)
非浸潤性乳管癌の基礎(非浸潤性乳管癌(DCIS)の病理―乳管内病変の病理診断の現状
非浸潤性乳管癌(DCIS)の病理組織像 ほか)
非浸潤性乳管癌の診断(診断手順(症状から)
非触知石灰化病変と非浸潤性乳管癌(DCIS) ほか)
非浸潤性乳管癌の治療(非浸潤性乳管癌(DCIS)の乳房温存治療
非浸潤性乳管癌(DCIS)に対する乳房切除、リンパ節郭清 ほか)
著者等紹介
坂元吾偉[サカモトゴイ]
癌研究会癌研究所乳腺病理部
芳賀駿介[ハガシュンスケ]
東京女子医科大学附属第二病院外科
秋山太[アキヤマフトシ]
癌研究会癌研究所病理部
中村清吾[ナカムラセイゴ]
聖路加国際病院外科
神尾孝子[カミオタカコ]
東京女子医科大学第二外科
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