目次
1 波佐見の底力と可能性(クラフトツーリズム産業の可能性;創造的な人が集まる町に;波佐見からみえる世界;波佐見町観光を振り返って;「波佐見焼」地場産業再生のヒント)
2 クラフトツーリズムとの融合(グリーンクラフトツーリズムの歩みと取り組み;みんながやりたくて、できなかった「住民自らが創り出すまちづくり」(漫画)
みんながやりたくて、できなかった「住民自らが創り出すまちづくり」
松下幸之助「観光立国の辨」
グリーン・クラフト・ツーリズムは『文化の時代』の観光
田舎は、伝統工芸の町は、どう生きるのか
インバウンドとクラフト・ツーリズム
観光で産業を守るモデルケースを作る)
3 波佐見の現在と未来(芸術と工学のコラボから、おいしいマグカップを設計する;波佐見焼における次世代型生産管理の提案;なぜいまグリーン・クラフト・ツーリズムなのか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yyrn
25
みなさんは長崎県の「波佐見焼」をご存知か?東日本の人間にはあまり馴染みがないと思うが、様々な日用使いの食器を作っているので間違いなく日本中どこの家庭にも波佐見焼はあるはずだと産地は言い、ただブランド名を冠して売っていなかったため400年の歴史がありながら知名度がなく、高級品は最近まで隣接する有田焼のブランドで出荷していたが「地域ブランド制度」で使えなくなり、17年前から「波佐見焼」を使い始め、若い感性による産地の立て直しと観光交流に向けて有志を募り、交流拠点の整備など様々なことに取り組んできた歴史が⇒2021/04/08
Tsuneyuki Hiroi
1
波佐見はとてもポテンシャルの高い地域だと思う。波佐見だけでなく、東彼3町にはとてつもなく可能性を感じる。旧来型の観光がもはや成り立たない中、波佐見をはじめとした東彼3町は、若者を中心に進化を遂げようとしている。全国の発展のモデルを作りつつあるのである。また、この本を読めば、波佐見町がまだまだこの状態を満足していないことがわかるが、それこそが波佐見がますます発展するとの期待をもたせる。2021/05/30