内容説明
バテレンと宗麟が築いた国際貿易都市、豊後府内。海に沈んだ「瓜生島」の調査に生涯を賭し、世界史的視野で豊後史を見つめ続けた一歴史学者の、四半世紀に亘る探究の旅の軌跡。
目次
1 南蛮船の見える町(宗麟というひと;よみがえる中世府内;バテレンの見た日本;南海の覇権;豊後に咲いた南蛮文化;わが「瓜生島」)
2 わが歴程(歴史の過客;豊後閑話;歴史家の自分史)
著者等紹介
加藤知弘[カトウトモヒロ]
1927年8月30日福岡市生まれ。1953年九州大学文学部西洋史学卒業。同大学助手を経て、1954年大分大学学芸学部に赴任。1976年大分大学教育学部教授、1987年より大分大学教育学部長、1991年同大学定年退官、同大学名誉教授。1992年より大分県立芸術文化短期大学教授。1998年退官、同大名誉教授。2005年12月6日大分市にて死去。享年78歳。日本西洋史学会員、「瓜生島」調査会代表、異文化交流史研究会会長、BUNGO‐大分日本エスパニア協会副会長、大友氏関連遺跡の保存を考える会会長を歴任。1997年、『バテレンと宗麟の時代』でジョアン・ロドリゲス通事賞(ポルトガル政府)、地中海学会賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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