わが内なる樺太―外地であり内地であった「植民地」をめぐって

わが内なる樺太―外地であり内地であった「植民地」をめぐって

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 310p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784883441709
  • NDC分類 229.23
  • Cコード C0095

内容説明

一九四五年八月九日ソ連軍樺太に侵攻、八月十五日の後も戦闘と空爆は継続、幾多の民衆が犠牲となった。十四歳で樺太から疎開した少年の魂が、樺太四十年の歴史を通して国家を問う。

目次

1(空に見るもの―樺太挽歌;移住ということ ほか)
2(すでに無く未だ在る樺太―地図が記すもの;曖昧がもたらすもの―「地図」の中の「樺太」について ほか)
3(樺太渡島事始め(「日本郵船田子浦丸」就航;「樺太占領」事情;「田子浦丸」前史;夢見た移住者たち)
ラベルの記憶―日露戦争と島民意識 ほか)
4(サハリン島へ―旅するためのエスキス;二〇〇二年の夏・サハリンの旅―視察報告記 ほか)
5(樺太の研究に携わる諸先生に;樺太に関する覚え書き ほか)

著者等紹介

工藤信彦[クドウノブヒコ]
1930年、樺太大泊町生まれ。北海道大学文学部国文科卒。北海道立札幌南高等学校、藤女子高等学校、成城学園高等学校、アルザス成城学園ほか、成城大学、代々木ゼミナールなどで教え、成城学園教育研究所長で定年退職。現在、社団法人全国樺太連盟理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。