医者井戸を掘る - アフガン旱魃との闘い

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医者井戸を掘る - アフガン旱魃との闘い

  • 中村哲
  • 価格 ¥1,980(本体¥1,800)
  • 石風社(2001/10発売)
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  • サイズ B6判/ページ数 283p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784883440801
  • NDC分類 498.022
  • Cコード C0036

出版社内容情報

「とにかく生きておれ! 病気は後で治す」

【2002年日本ジャーナリスト会議賞受賞】 大仏破壊、同時テロ、そして報復。……混迷窮まるアフガニスタン。そこでは戦乱と大旱魃の中で400万人が餓死線上にあった。現地で六百本の井戸を掘り、大旱魃と闘い続ける一日本人医師の緊急レポート。 テロ事件・旱魃・大仏破壊……危機のアフガンに千の井戸を掘る!!


【目次紹介- 抜粋 -】
予兆
第1章 ひび割れた大地
第2章 「素人集団」の挑戦
第3章 欧米NGOとの確執
第4章 労賃との闘い
第5章 希望の谷
第6章 手作りの成果
第7章 難民化を阻止せよ
第8章 孤立するアフガンの首都へ
第9章 仏跡破壊問題とカブール診療計画
第10章 憂鬱の日本、終章・戦いは続く
現地活動報告・涸れる井戸を掘る(蓮岡修)


著者紹介
中村哲(なかむら・てつ)
1946年福岡県生まれ。九州大学医学部卒業。医師。国内の病院勤務を経て、1984年パキスタン北西辺境州(現パクトゥンクワ州)の州都ペシャワールに赴任。以来ハンセン病を中心とした貧民層の診療に携わる。1986年からはアフガン難民のための医療事業を開始、アフガン東部山岳地帯に三つの診療所を設立。98年には基地病院PMSをペシャワールに建設。2000年以降は、アフガニスタンを襲った大干ばつ対策のための水源確保事業を実践。さらに02年春からアフガン東部山村での長期的復興計画「アフガン・緑の大地計画」を開始、03年3月からは灌漑水利計画に着手、07年4月第1期工事完成。2019年現在、灌漑面積約1万6千5百ヘクタール。年間診療数約8万人(2006年度)。
 著書に、『ペシャワールにて』『ダラエ・ヌールへの道』『医は国境を越えて』『医者 井戸を掘る』『辺境で診る 辺境から見る』 『医者、用水路を拓く』(以上石風社)、『アフガニスタンの診療所から』(ちくま文庫)、『人は愛するに足り、真心は信ずるに足る――アフガンとの約束』(澤地久枝氏との対談 岩波書店)、『天、共に在り アフガニスタン三十年の闘い』(NHK出版)、などがある。
 ペシャワール会現地代表、PMS(平和医療団・日本)総院長として現地事業を指揮。2019年12月4日、アフガニスタン・ジャララバードで、凶弾に斃れる。享年73歳。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

364
2000年の6月に始まったアフガニスタンの大干魃に立ち向かった、中村哲氏とPMS(ペシャワール医療サービス)の記録。アフガニスタンに医療援助の必要なことは自明である。しかし「医」が人々の命を救うことを第一義とするなら、この干魃に際しては水こそが最も喫緊に必要なものであった。そこで、彼らはタイトルにもあるように井戸を掘るのである。幸いに専門家のサポートも得られた。しかし、機械はないに等しい。そんな中で主に人力と簡単な手動機械とを用いて、たくさんの井戸を掘った。2人の犠牲者を出してしまったが、この人の父の⇒2022/06/18

みっちゃん

24
掘っても掘っても2、3年で枯れる井戸。それぐらい厳しい生活環境の中で、ペシャワール会(pms)の人々はひたすら人々を組織し、井戸を掘り続ける。目の前の人々を大干ばつから救うために。蛇口をひねればきれいな水が出て来るのを当たり前に思っている自分が恥ずかしい。2015/11/20

Sato

14
昨年末アフガニスタンで凶弾に倒れた中村医師の著書。以前にテレビで中村医師の活動を拝見し、素晴らしい日本人がいるのかと誇らしく思ったものである。氏はクリスチャンでありながら、現地のイスラム教徒の価値観を尊重した活動を行っている。援助詐欺まがいの国際NGOや国連の姿やタリバンの実態、日本で報じられる内容だけでは知りえないことばかりで、自身の視野の狭さと無知を恥ずかしく思う。死にかけの子供を抱きかかえ、何時間も歩いて病院や水汲みに出かける女性、水汲みのために学校に行けない子供のために自分にできることは何だろうか2020/01/23

でんちゅう

11
亡くなられた中村哲氏は、テレビ、新聞で知ったけど、どのようなことを、なさった医師かは知らなかった。20年近く前の、この本を手に取って、筆者の並々ならぬ努力と責任感に深い敬意を持つとともに、アフガンのこと、タリバンのこと、人道支援等、人を支える仕事の精神を知りたいという気持ちになった。これからも筆者が命がけで書いて来られた本を読んで、自分の生きる糧にしたいと思わずにいられない。筆者の亡き後、これからも第2、第3の戦争等による貧しい国の援助活動を担っていく日本人の挑戦を見守っていきたい。素晴らしい本でした。2020/11/04

はるる

9
アフガン旱魃は確かにニュースにならなかった。ひたすらにアフガン戦争と、タリバンによるバーミヤン仏跡破壊のニュースばかりだった。 中村氏の活動を知ったのは、その直後だった。 亡くなったのは本当に残念だが、ご本人はとうに覚悟の上だったろう。2019/12/22

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