出版社内容情報
ドイツ・ロマン派、芸術哲学研究の碩学
ディーター・イェーニッヒ教授の最終講義
生命科学、哲学、芸術の間の関係を、種々の分野を越えて考察し、現代におよぶ、あるべき芸術のすがたを追求する。
序論
付録
第1章 哲学と芸術との間の関係における相違点
第2章 芸術へのアプローチの仕方の区別
第3章 「創造」と歴史 ――一八〇七年のシェリングの講演『造形芸術の自然との関係について』に関して
序論
? シェリングの芸術体験
? 前章との関連のために
一、芸術の始まりについての問い
二、「肯定的力」としての「形式」
三、「創造」の歴史的な基礎づけ
第4章 「仮象」と真理――ニーチェによる神聖化(アポテオーゼ)の規準
一、ニーチェを読む
二、芸術の場についての問い
三、芸術の言葉
第5章 「遊戯」と世界――カントの『判断力批判』における「無関心的満足」
一、恩恵(グンスト)対意志(ヴィレ)
二、現存在対消費
第6章 実例としての画像とシェリング
参考文献一覧
訳者あとがきと解説
ディーター・イェーニッヒ[ディーターイェーニッヒ]
著・文・その他
神林恒道[カンバヤシツネミチ]
翻訳
内容説明
ドイツ・ロマン派、芸術哲学研究の碩学ディーター・イェーニッヒ教授の最終講義。生命科学、哲学、芸術の間の関係を、種々の分野を越えて考察し、現代におよぶ、あるべき芸術のすがたを追求する。
目次
第1章 哲学と芸術との間の関係における相違点
第2章 芸術へのアプローチの仕方の区別
第3章 「創造」と歴史―一八〇七年のシェリングの講演『造形芸術の自然との関係について』に関して
第4章 「仮象」と真理―ニーチェによる神聖化の規準
第5章 「遊戯」と世界―カントの『判断力批判』における「無関心的満足」
第6章 実例としての画像とシェリング
著者等紹介
イェーニッヒ,ディーター[イェーニッヒ,ディーター] [J¨ahnig,Dieter]
1926年ライプチヒに生まれる。ライプチヒ大学でベルンハルト・シュヴァイツァー教授のもとで古典考古学と美術史を学ぶ。その後、テュービンゲン大学のフリードリヒ・バイスナー教授のもとでヘルダーリン研究(Vorstudien zu H¨olderlins Homburger Aufs¨atzen)により博士号取得、1968年に同じくテュービンゲンでシェリングの芸術哲学研究により大学教授資格取得。1974年から1988年までテュービンゲン大学哲学担当教授を務める
神林恒道[カンバヤシツネミチ]
1938年生まれ。京都大学大学院博士課程修了。大阪大学名誉教授、前・立命館大学大学院教授、博士(文学)。専門は美学・芸術学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kthyk