内容説明
性的少数者やデジタルネイティブの言語表現など現代日本に遍在する社会現象としての言語現象/リテラシー論やモジ論、敬語論など既存の言語記述・言語論がみおしてきた現実/関係者が無自覚なまま行使し支配されつづけるポリティクスに知識社会学的視座からきりこむ。言語現象・言語論の知識社会学的「解体新書」。
目次
第1部 「言語論」の知識社会学(知識社会学の一部/社会言語学の一部としての「言語論」論;「漢字テスト」がうきぼりにするイデオロギー(映像評))
第2部 「言語現象」の知識社会学(日本語漢字とリテラシー;性的少数派と言語研究をめぐって;現代日本における、いわゆる「デジタルネイティブ」言語/身体論としての「デジタルネイティブ」論再考;日本列島上の固有名詞の変動要因再考 漢字/標準語/流動化)
著者等紹介
ましこひでのり[マシコヒデノリ]
1960年茨城県うまれ。東京大学大学院教育学研究科博士課程修了。博士(教育学)。日本学術振興会特別研究員などをへて、現在、中京大学国際教養学部教授(社会学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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