内容説明
離断性骨軟骨炎は“肘のガン”、しかし…いかに医療技術が進んでも、病期が進んでからでは敗戦処理の手術しかできません。検診で早期発見すれば、保存的治療で完治できます。「野球選手の肘を診る」のではなく、「肘に障害を持つ野球選手を診る」ことを目標にしました。
目次
1 野球肘をどう捉え、分類するか
2 先人に学ぶ―離断性骨軟骨炎のレビュー
3 病期と臨床症状、理学所見を知る
4 成因と病態について
5 画像で見る、診る
6 保存的に治す―無刀流の治療 その極意について
7 手術で治す私の方法―手術で何を治すのか、どのように治すのか
8 少年の肘を未然に守る―予防と検診 究極の治療は予防にある
9 理解を助けるキーワードと表現