文化とまちづくり叢書<br> ソーシャルアートラボ―地域と社会をひらく

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文化とまちづくり叢書
ソーシャルアートラボ―地域と社会をひらく

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  • サイズ A5判/ページ数 236p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784880654461
  • NDC分類 701.3
  • Cコード C0036

出版社内容情報

アートプロジェクトやソーシャリー・エンゲイジド・アートという言葉が広まり、こうした活動が全国的に活況を呈している。しかし、アートが社会に役立つとはどういうことなのだろうか。アートが「アートのため」でも、「道具」でもないとしたら、どのように存在できるのだろうか。



 本書は「ソーシャルアートラボ」(=社会とアートの関わりをとらえなおす実験の場)に関わる研究者、アーティスト、実践家たちたちが、自らの試行錯誤や実践をメタ的な視点から語り、上記のような問いに対し、新たな知見を生み出すことを目指した論考・エッセイ・インタビュー集である。

 アートの現場で迷いを抱えているアーティスト、アートマネジャー、行政・NPO職員、ボランティアなどに向けて書かれた、社会おけるアートのあり方を再考する1冊。

ソーシャルアートラボ プロジェクト紹介(カラー16頁)

はじめに



I アートと社会

 第1章:アートと社会を語る言葉(中村美亜)

  インタビュー:アートとは?(藤浩志)

 第2章:持続可能な社会のための文化の多様性(大澤寅雄)

 第3章:農山村の自然と人の営みをつなぐアートの可能性(朝廣和夫)

  インタビュー:アジアにおけるソーシャリー・エンゲイジド・アート(呉瑪悧/ウー・マーリー)



II 社会と協働するアート

 第4章:アートの道具化を超えて(長津結一郎)

 第5章:アートが生まれる場を設えるアートマネジメント(高坂葉月)

  コラム:中山間地域のNPOから見たアートプロジェクト(小森耕太)

  インタビュー:記憶に残らない「参加」(鷲田めるろ)



III 地域と向き合うアート

 第6章:分かち合いは可能か??共同性に関するアーティストの省察(ジェームズ・ジャック)

 第7章:アートを通じた再生?修験の世界観と災害復興(知足美加子)

 第8章:聴くことから始まる?三つの創作実践の現場から(藤枝守)

  インタビュー:アートという翻訳(小山田徹)



IV アートを支える技

 第9章:アートとデザインの相互作用(池田美奈子)

 第10章:アートと工学?音への異なるアプローチ(尾本章)



? アートの現場

 エッセイ:過疎地域におけるアートプロジェクトの現場から(楠本智郎)

 エッセイ:山里の美術館の奇跡(尾藤悦子)

 エッセイ:「私」からはじめるアート/まちづくり(花田伸一)

 九州大学ソーシャルアートラボの概要

 九州大学ソーシャルアートラボの3年間

 九州大学ソーシャルアートラボ メンバー



関連書籍紹介

あとがき





〈論考〉

中村 美亜:九州大学大学院芸術工学研究院准教授(芸術社会学)

大澤 寅雄:株式会社ニッセイ基礎研究所芸術文化プロジェクト室主任研究員

朝廣 和夫:九州大学大学院芸術工学研究院准教授(緑地保全学)

長津 結一郎:九州大学大学院芸術工学研究院助教(アートマネジメント)

高坂 葉月:九州大学大学院芸術工学研究院学術研究員(アートマネジメント)

ジェームズ・ジャック:アーティスト、イェール・シンガポール国立大学助教

知足 美加子:九州大学大学院芸術工学研究院准教授(彫刻)

藤枝 守:九州大学大学院芸術工学研究院教授(作曲)

池田 美奈子:九州大学大学院芸術工学研究院准教授(情報デザイン)

尾本 章:九州大学大学院芸術工学研究院教授(応用音響工学)



〈コラム/エッセイ〉

小森 耕太:特例認定NPO法人山村塾事務局長

楠本 智郎:つなぎ美術館主幹・学芸員

尾藤 悦子:「共星の里」事務局長、エグゼクティブ・ディレクター

花田 伸一:キュレーター、槻田小学校おやじの会OB



〈インタビュー〉

藤 浩志 :美術家、秋田公立美術大学大学院教授

呉 瑪悧(ウー・マーリー):アーティスト、台北ビエンナーレ2018キュレーター

鷲田 めるろ:キュレーター

小山田 徹 :美術家、京都市立芸術大学教授

九州大学ソーシャルアートラボ[キュウシュウダイガクソーシャルアートラボ]
編集

内容説明

アートプロジェクト、ソーシャリー・エンゲイジド・アートをとらえなおす―社会と向き合い、協働する。

目次

1 アートと社会(アートと社会を語る言葉(中村美亜)
持続可能な社会のための文化の多様性(大澤寅雄) ほか)
2 社会と協働するアート(アートの道具化を超えて(長津結一郎)
アートが生まれる場を設えるアートマネジメント(高坂葉月))
3 地域と向き合うアート(分かち合いは可能か?―共同性に関するアーティストの省察(ジェームズ・ジャック)
アートを通じた再生~修験の世界観と災害復興(知足美加子) ほか)
4 アートを支える技(アートとデザインの相互作用(池田美奈子)
アートと工学~音への異なるアプローチ(尾本章))
5 アートの現場(エッセイ 過疎地域におけるアートプロジェクトの現場から(楠本智郎)
エッセイ 山里の美術館の奇跡(尾藤悦子) ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Akihiro Nishio

19
障碍者アート本からソーシャルアート本へ。アートが地域を変えるのではなく地域を変える人を刺激する、むしろ地域を映し出す鏡として機能するのがソーシャルアートの醍醐味か。それらを明確に示すコンセプトの重要性を学んだ。ただ、本書が九州大学の研究者中心に編纂されているので、被災者向けのアートプロジェクトの話が多い。故に「復興」「再生」といったコンセプトを立てやすい。通常の状態で市民とアートをつなぐ、ナイスコンセプトをどうやって作るのか?そこが芸術家の腕の見せ所なんだろうけど。2019/08/02

y

1
九州大学ソーシャルアートラボによる実践に関わった人々の考察やエッセイ集。 一つのプロジェクトに関わった異なる立場の人の意見が本書で知ることができ、非常に面白く、共感できる内容でした。 アートプロジェクトでも、企業のプロジェクトでも課題は同じなのだな、と気付かされました。2018/09/01

Ban Harry

0
今までの自分自身をちょっと変えようとする、越えようと試みる行為が表現 アート性=跳躍の度合い 藤浩志 コンセプトは企画の根本にある2021/08/11

屋根裏の塩

0
ソーシャリーエンゲイジドアートの潮流から、社会とアートの関わりをとらえなおす実験の場として2015年に生まれた九州大学ソーシャルアートラボによる書籍。いくつか留めおきたい記述: ●アートの捉え方として、人間の知覚は刺激(コンテンツ)✕外部環境(コンテクスト)✕内部状態(メモリーボックス)のかけ合わせで決まる ●芸術文化の役割:インフォーマルなコミュニケーション、目に見えない価値の顕在化、課題そのものを見つめ直す装置 ●日本では、芸術は西洋から来たよそ者、趣味嗜好対象、文化財などの守るものという意識が強い2019/11/30

in_rainbows

0
具体的なアートプロジェクトを様々な視点から論考しているのでイメージしやすかった。2019/12/26

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