内容説明
トラッキング技術の普及、打順にまつわる常識の転換、フライを打つことへの評価の高まり…今、日本のプロ野球が加速度的に変化を始めている。野球の数理的な分析の球団運営への活用を先導してきたセイバーメトリクス(Sabermetrics)は、様々なテクノロジーと融合し次のステージへ向かう。この変革をリードする研究家たちの分析リポートを10本収録!
目次
SABERMETRICS KEYWORDS(得点・失点・勝利;得点期待値;得点価値;攻撃を評価する指標;率・量・差 ほか)
REPORT(SABERMETRICS;ADVANCE RESEARCH;HISTORICAL RESEARCH)
資料 3年の基準を適用させた守備範囲(RngR)の評価
著者等紹介
岡田友輔[オカダユウスケ]
統計的な見地から野球の構造・戦略を探るセイバーメトリクスを専門に分析活動に取り組む。2011年にスポーツデータの分析を手がけるDELTA(デルタ)を設立。2016年に集計・算出したデータを公開する『1.02‐DELTA Inc.』を開設した
蛭川皓平[ヒルカワコウヘイ]
セイバーメトリクスの体系的な解説を行うウェブサイト『Baseball Concrete』を開設。米国での議論の動向なども追いかけている
高多薪吾[タカダシンゴ]
DELTAが配信するメールマガジンや1.02へ記事を寄稿
Student[STUDENT]
ブログ『野球いじり―野球データの分析・解析』で分析・執筆活動を行うほか、DELTAが配信するメールマガジンや1.02へ記事を寄稿。バレーボールの分析にも取り組んでいる。2017年春に『「プロ野球でわかる!」はじめての統計学』(技術評論社)を上梓
水島仁[ミズシマジン]
首都圏の民間病院の救急病棟に医師として勤務する傍らセイバーメトリクスを活用した分析に取り組む。メジャーリーグのほか、マイナーリーグや海外のリーグにも精通。アメリカ野球学会(SABR)会員
神事努[ジンジツトム]
國學院大學人間開発学部健康体育学科・准教授。中京大学体育学部卒。同大大学院にて博士号(体育学)を取得。専門はバイオメカニクス。2007年から2012年まで国立スポーツ科学センターに研究員として勤務。2016年より株式会社ネクストベースのエグゼクティブフェローとして、プロアマ問わず選手への科学的な支援や教育等に従事
神原謙悟[カンバラケンゴ]
2001年に都立青山高校卒業。母校にて5年間監督を務める。その後、大学・高校を主なフィールドとしてゲーム分析を行う。現在はプロ野球にてスコアラーデータやフィジカルデータ、Trackmanを用いて戦術と育成に関わる分析業務に携わる
竹下弘道[タケシタヒロミチ]
古典的ボックススコアから選手とチームの通史的な分析に取り組む
市川博久[イチカワヒロヒサ]
学生時代、知人が書いていた野球の戦術に関する学術論文を読み分析に興味を持つ。その後『マネー・ボール』やDELTAアナリストらが執筆したリポートを参考に自らも考察を開始
大南淳[オオミナミジュン]
ストップウォッチによる時間計測など、地道なデータ収集からの分析に取り組む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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