内容説明
本書では、ロシアや東欧(特にポーランド)の文学をフィールドとして、近代におけるユートピア的想像力のありかたを検討し、その可能性と二十一世紀初頭における帰結を示す。
目次
第1部 いま・ここを超えて(ロシアの夢;ポーランドの知)
第2部 陶酔から恐怖へ(前衛が幸福だった頃;アヴァンギャルドと全体主義再考)
第3部 ポスト全体主義(大きな物語の解体;蕩尽された未来の後に)
著者等紹介
沼野充義[ヌマノミツヨシ]
1954年東京生まれ。東京大学大学院博士課程単位取得退学、ハーヴァード大学スラヴ文学修士。東京大学大学院人文社会系研究科・文学部助教授
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感想・レビュー
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minamimi
2
内容が重複しているので、耳慣れないロシア人の作家や批評家の名前、ロシア文学の流れが、頭にゆっくり浸透していったので、ありがたかった。この本が出てからもう10年以上経つけど、今はどんな状況なのだろう。2020/09/12
dubstepwasted
0
「歴史の最終形態=ユートピア=共産主義」の終わってしまった「ロシア=ポスト・ユートピア」。アヴァンギャルド美術について考える上で花田-吉本論争についても読んでみたい2014/01/10
宵子
0
ソ連~ロシア時代の作家に見られるユートピアについてであるが、そもそも共産主義自体がユートピアだったのだろうかと思わされた。 またペレストロイカ後の暴露がジャーナリズムではなく文学が担ったそうだが、文学的地位云々もあるかもしれないが、前者だとショックが大きかったこともあるような気がする。 個人的にはボグダーノフの『赤い星』とマカーニンの『抜け穴』を読みたいけど、後者は翻訳and流通してないんだよね。2013/06/29
Tadano_Kosho
0
おもしろかった、というのは分かってることを精緻化することの愉楽なのでしょう。あるいは端的にスラヴ世界いいよね、とか。2010/11/11




