感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
NAKY
3
弁護士は使い走りになってはいけない。被疑者、被告人に寄り添うことと混同してはいけない。 心に留め置く。2018/07/14
tu-ta
2
大田区の前教育委員長櫻井さんの著書。前回の中学教科書採択に際して、唯一、育鵬社の教科書に反対した人。この本はそれとはまったく関係ないのだけど、丸木美術館への往復の電車の中で一気に読んだ。刑事弁護というのがこんなものなのか、というのが少しわかったような気がした。地道な努力が硬直した日本の司法を動かす。最後にその数値が記載されている。例えば一審無罪率は倍増しているのだが、0.05%が0.1%。確かに倍増ではある。しかし、ちゃんとした刑事弁護を受けられなくて不当に有罪にされている人の数はまだ多いような気がする。2013/10/20
ヨドバ氏
1
刑事弁護への理解をより深くできる著作。弁護士のビジネスライクな側面と教育者としての側面を相反することなく認識することが出来たと思う。「人は簡単に生まれ変わったりしない」という言葉には、多くの被疑者と接してきた著者の思いが垣間見える。2013/11/24