内容説明
あたし、だんだん嘘がうまくなる。愛する者にささやく言葉さえ、時には鋭利なナイフになってしまう…。傷つけ傷つくことを恐れ、自分の言葉を捨てたアナウンサー・綾瀬まりあ。あるタイ人女性との出会いをきっかけに、彼女は言葉が生み出す真実を知る。待望の書き下ろし小説第二作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
emiko
5
内容と題名をどのように結びつけたらよいか、かなり悩む。高校2年の時、「自分の本当の気持ち」を言わない同級生の八重を、激しく罵って傷つけてしまった後悔が、ずっと長い事ついて回る。しかし、不法就労中のタイ人ホステスとは言葉が通じなくても、少ない言葉とジェスチャーで何とか心を通じ合わせようとするまりあ。アナウンス部に在籍し、ラジオの深夜番組ももっているが、自分の言葉で話した事はない。すべて用意された原稿を読むだけであった。 オールナイトニッポンでDJをされていた みゆき節には、随分と励まされたなぁ。 2023/01/22
花鳥風月の森
0
図書館でたまたま見つけて読みました。中島みゆきさんの歌の世界でした。2015/12/05
COLTRANE
0
図書館でタマ〃、見つけました。2014/03/21
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