中学受験の国語論

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中学受験の国語論

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  • サイズ 46判/ページ数 190p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784876151349
  • NDC分類 376.8
  • Cコード C6037

出版社内容情報

国語の力をつけるにはどうしたらよいのか。多くの小学生の保護者がかかえる悩みに応える一冊。
かつて個人塾でありながら千五百人もの入塾待ちがいたというカリスマ国語塾「和(かのお)ゼミナール」の第二期生である著者は、大手有名塾講師を経験した後にこの塾を引き継ぎ、その読解問題の解法を指導している。その画期的な解法は、国語が苦手であっても克服する方法があるという大きな希望を与えるものである。さらにこの解法を習得することで、文章を正確に読み解く力が確実に身につき、それは単に受験のためだけでなく、生涯役に立つ国語力ともなるのだ。
本書は、最も難しい国語の勉強方法をその読解問題の解法を中心に記し、さらに受験国語とはいったいどういうものなのか、その成り立ちから考え、国語の力とはなにかということについても考察する今までにない一冊。
中学受験生をかかえる父兄のみならず、小さなお子さんをもつ保護者、さらに国語について再考したいと考える方の必読書である。

《はじめに》
受験国語の文章読解問題(課題文を読んで設問に答える形式のテスト)には多くの方々がこまっていると思います。

 なにをどのように勉強するのかわからない。
 本を読んでも演習問題をたくさん解いても得点にはつながらない。
 模範解答を見れば納得できるが、自分で正解が出せるとは思えない。
 いくら勉強を重ねても「これで解けるようになる!」という実感がわかない。
 不安や疑問を感じても「みんな同じように勉強している」といわれると返す言葉がない。
 成績が悪いと「努力が足りない」「勉強に対する意欲がない」「精神的に幼い」といわれる。

 文章読解問題の勉強とは、だいたいこのようなものではないでしょうか?
 読書は大切ですが、本を読んでも設問が解けるようにはなりません。
 演習問題を解くことも必要ですが、練習を重ねても解けない設問は解けません。
 ていねいに解説を読んでも設問の解き方は説明されていません。
 テストの復習として模範解答を赤ペンで写すことにはあまり意味がありません。
 「これで解けるようになる!」と実感できない勉強を続けても成果は上がりません。

 文章読解問題には解き方があります。そして設問を解くにはさまざまな約束事があって、これらを守らなければ正解にはなりません。文章読解問題の勉強とは、この解き方や約束事を習い、訓練することなのです。
 本書ではそういうことを書きました。

 なお、本書は中学受験生の保護者に「受験国語とはどのようなものか?」「具体的になにを勉強するのか?」「受験勉強を進めるうえでどのような点に注意が必要か?」などを知ってもらうために上梓したものです。子供向けの自習書・参考書ではありません。
 また、本書では文章読解問題のみを取り上げ、漢字やことわざ・慣用句などの知識問題は扱いません。したがって本書で「受験国語」といった場合は文章読解問題をさします。知識問題については優れた教材がたくさんありますので、それらを利用してください。

 ところで、受験国語の勉強をするということはどういうことでしょうか。入試問題の設問を解くことができるようになって志望校に入学するために勉強をするのかもしれませんが、じつはそれだけではないのです。問題を解く練習を積むことで国語の学力が上がるということは、むずかしい文章を読む力をやしなうことで、それは将来的にもきっと役に立つことになるのです。
 本書では、受験国語とはなにかということを改めて考え、さらに国語がにがてな人でも読み解く力をつける方法があるということについて書きました。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ナウラガー_2012

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”学校国語”は図工・体育・音楽と同じく「体験する教科」だが、”受験国語”は主観や感想などを入れない「決まった正解を書かなければ得点できない」もので算数と同じ「知識や解法を習う教科」。受験の国語力は精密力(文章を正確・精密に読み書きする能力)が必要/指示語:文章が理解できなくなる原因になる事が意外に多い/理由問題、気持ち問題、表現・効果問題、~こと問題、主題問題/気持ち問題には、回答者の勝手な創作は厳禁/明治維新の新政府は教育面で義務教育と大学教育に力を入れたが、教育のノウハウもなく教師もいなかったので2011/07/04

ナウラガー_2012

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生徒であれば、大学入試センター試験の現代国語には正答できる/受験国語は難しい文章を正確・精緻に理解する必要があるので、やさしい文章をいくら読んでもあまり効果は上がらない。課題文を理解する事よりも「設問を解く事」こそが重要/気持ち(感情・心情)=人の心の状態で本人にしかわからない事、様子(動作・行動・言動)=人や物の状態で他人が外見から判断できること2011/07/04

ナウラガー_2012

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法外な給料を払って外国から教師を招聘した(お雇い外国人)。時代が進むと卒業生の中から教師が誕生し始める/明治10年に全国に主要な中学校が創立され、当初、漢文、英語、数学、理学(物理、化学、博学)、図画、体操の科目があったが文部省の役人が「欧米では自国の言語を盛んに教えている!よって、我国にも国語科を設ける!」といって国語が取り入れられたが、いきなり国語で何を教えるのかわからずじまいで、俳人・正岡子規も松山中学校時代を振り返って「国語ほどつまらないものはなかった」と言っている/中学受験で十分な訓練を積んだ2011/07/04

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