内容説明
本書は、科学と非科学の間を埋めるようなテーマを扱う。たとえば「人間の遺伝子構造から予測される火星人の性格分析」や、「10%還元ポイントカード制度を数学的に分析し隠された収益性を明らかにする」など。しかし、いわゆる似非科学の本ではない。「非科学的」な香りがしながらも根底には「科学」があるという発想がテーマなのだ。「科学に似て非なるもの」ではなく、「非科学に似た科学」=「似/非科学」。それは「魅惑」という言葉がぴったりあてはまる、しかしちゃんとした科学なのだ。
目次
1章 コンピュータの似非科学(CPUクロック2・45ギガヘルツ問題の超科学;火星人のプログラミング・スキルを推定せよ―人間の遺伝子プログラムの似非科学 ほか)
2章 経済の似非科学(10%還元ポイント・カードの似非科学;ストックオプションの似非科学 ほか)
3章 生物と物理の似非科学(脳のCPU個数の似非科学;人体分泌物の電解質を測れ!唾液電池の似非科学 ほか)
4章 言葉と数学の似非科学(似非英語の似非科学;続・似非英語―英会話リスニングの似非科学 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ekura
4
2002年刊。ネットの「魅惑の似非科学サイト」をまとめたものらしい。当時「と学会」などが勢いがあって、そのノリでいわゆる「理系」で自分を「賢い」と自己認識している匿名の書き手が独自の考察をしているが、はっきり言って滑っている。現実の事情を把握せずに、または無視して、計算だけで「これは似非科学だ!」という展開が多い。柳田理科雄より滑っている。当時のブログの内輪の言い回しで盛り上がっている。共感性羞恥すら感じる。当時のブログはyahooブログの消滅とともに消えたっぽい。さもありなん。2025/05/15
スプリント
0
ネットのコンテンツの書籍版です。著者が冒頭で触れていますが専門用語の注釈は少ないため不明なところは各自ネットで調べる必要があります。意図的な嘘情報がユーモアとして導入部にさも本当のように記述されているところもあるので一つのコンテンツは一気に読了することをおすすめします。切り口が独特で面白かったです。2013/09/11




