出版社内容情報
数百年の歴史を伝える樹木、武蔵野の名残り、舶来樹木の脆弱さ・・巨大都市東京に息づく木々を訪ね、都市の中の自然の在り方を考える。
内容説明
本書は、1年にわたり都内各所をめぐり、四季を彩る木々の魅力を存分に伝えるとともに、その生き様を植物学者の眼でとらえ、都市に息づく野性とは何かを考える。都市の温暖化が植生を変える。東京の本来の自然植生とは。生態への配慮を欠いた都市計画。珍重される外来種の脆弱性。など示唆に富むコメントを交えた自然散策の好著。
目次
世田谷区(五島美術館庭園のコブシ;二子玉川園)
目黒区(東京大学・駒場キャンパス)
港区(旧芝離宮恩賜庭園;国立科学博物館附属「白金」自然教育園;善福寺の逆さイチョウ;表参道の街路樹)
渋谷区(明治神宮の杜;青山学院)〔ほか〕