内容説明
本書では、排除と寛容の問題を、キリスト教信仰、教会改革運動、フランス・ドイツ・イギリス中世文学において検討している。
目次
中世キリスト教における排除と寛容―対異教徒・対ユダヤ教徒・対異端者
中世イングランドにおける排除と寛容―教会改革運動とノリッジ
フランス中世文学にみる排除と寛容―『ポンチュー伯の息女』再読
中世ドイツ文化における排除と寛容―ヴァルターとヴォルフラムの場合
クリセイデ像の変容にみる排除と寛容
チョーサーの作品における写本とテクスト―テクストに対する排除と寛容
著者等紹介
原野昇[ハラノノボル]
1943年生。広島大学大学院文学研究科博士課程中退、パリ大学文学博士(DL)。広島大学大学院文学研究科教授
水田英実[ミズタヒデミ]
1946年生。京都大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学、博士(文学)。広島大学大学院文学研究科教授
山代宏道[ヤマシロヒロミチ]
1946年生。広島大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学、博士(文学)。広島大学大学院文学研究科教授
中尾佳行[ナカオヨシユキ]
1950年生。広島大学大学院博士課程後期単位取得退学、博士(比較社会文化)。広島大学大学院教育学研究科教授
地村彰之[ジムラアキユキ]
1952年生。広島大学大学院文学研究科博士課程後期中退、博士(文学)。広島大学大学院文学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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