内容説明
本書では、確かな国語力を育てることを視点におき、多くの実践の成果を整理し、体系化しようと試みた。確かな国語力を一人一人に身につけさせるために、一人の授業者としてはどのように取り組めばよいか、また学校の教育研究としてはどうあればよいかの筋道を実践の中から見いだそうとしたのである。そのために、可能な限り実践の具体を、事実を伝えた。
目次
第1章 確かな国語力を育てる国語科授業の課題
第2章 主体的に学ぶ子どもを育てる国語科の授業を創る
第3章 個に応じ、個を生かして確かな国語力を育てる授業実践
第4章 評価を生かして基礎・基本の国語力を育てる授業実践
第5章 確かな国語力を育てる単元の計画
第6章 確かなことば学びの場を創る
第7章 学校を変える 教師を変える 授業研究の取り組み
まほろば講話 二十一世紀を生きる力―コミュニケーション能力を高めよう
著者等紹介
山本名嘉子[ヤマモトナカコ]
香川県生まれ。奈良女子大学文学部卒業後、香川県、広島県の高等学校、中学校に勤務する。1975年から広島県教育委員会・広島県立教育センターにおいて小・中・高等学校の国語教育を中心に教員研修に携わる一方、個別化・個性化の研究、自己教育力の育成等の研究に取り組む。1994年広島県立教育センター副所長を退職。日本国語教育学会理事、安田女子大学教授、安田女子大学児童教育学会会長、安田女子大学教育総合研究所長
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