内容説明
トスカニーニの右腕として行動を共にしてきたNBC交響楽団音楽監督のチョツィノフが描いた伝説の指揮者の素顔!一切の妥協を排した厳格な音楽家としての顔、プライベートで見せるユーモラスな一面、NBC交響楽団への招致の経緯やファシズムとの闘いを生き生きと綴る。60年ぶり新訳で刊行。
目次
出会い
イタリア音楽を愛す
ムッシェンハイム夫妻
ヴェルディを敬愛
愉快な晩餐会
トリック好きのマエストロ
厳格な音楽家としての顔
磁石に興味深々
バイロイト音楽祭に客演
イゾリーノを訪ねる〔ほか〕
著者等紹介
チョツィノフ,サミュエル[チョツィノフ,サミュエル] [Chotzinoff,Samuel]
1889年ロシア帝国(現ベラルーシ)ヴィテブスク生まれのユダヤ系米国人。8歳の時にポグロム(ユダヤ人迫害)などのユダヤ人差別の激しい帝政ロシアから逃れ、家族と共に米国へ移住する。コロンビア大学を卒業後、ピアニストとしてジンバリストやハイフェッツの伴奏を務める。1925~31年まで「ニューヨーク・ワールド」紙、1934年からは「ニューヨーク・ポスト」紙で音楽担当記者を務める。1964年没
石坂廬[イシザカイオリ]
1946年関東州大連市(現中国東北部)生まれ。早稲田大学卒業。日本火災海上保険に32年間勤務の後、笹川平和財団等に勤務。これまで海外との文化交流で、イスラエル、西ドイツ、オーストリア、ラトヴィア、英国、中国、台湾を訪問して合唱祭や演奏会に男声唱団員として参加。現在稲門グリークラブ会員、日本ラトヴィア音楽協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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