フリッツ・バウアー―アイヒマンを追いつめた検事長

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フリッツ・バウアー―アイヒマンを追いつめた検事長

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  • サイズ B6判/ページ数 392p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784865980257
  • NDC分類 289.3
  • Cコード C0022

出版社内容情報

ナチスの戦争犯罪の追及に生涯を捧げ、アドルフ・アイヒマンを裁判に引きずり出したドイツの検事総長、フリッツ・バウアーの評伝。ナチスの戦争犯罪の追及に生涯を捧げ、ホロコーストの主要組織者、アドルフ・アイヒマンをフランクフルトから追跡し、裁判に引きずり出した検事総長、フリッツ・バウアーの評伝!!
1963 年、フランクフルトで大規模な裁判が開始された。戦後もドイツに巣食うナチ残党などからの強い妨害に抗しながら、この裁判を前進させた1人の男がいる。ヘッセン州検事総長フリッツ・バウアーである。彼はナチ犯罪の解明のために闘った。この時代に、かくも激しく敵視され、排除された法律家は他にはいない……。

序文 アンドレアス・フォスクーレン(連邦憲法裁判所長官)
1 アイヒマンを裁判にかけたドイツ人:彼の秘密
2 ユダヤ教徒としての生活:戦後の評価が定まらない法律家が語らないこと
3 1921年から25年までの人格形成期:才能の開花
4 ワイマール共和国の裁判官
5 強制収容所と1949年までの亡命
6 7月20日の人々の名誉回復:彼の功績
7 「謀殺者は我々のもとにいる」:検察官の心誌
8 偉大なるアウシュヴィッツ裁判 1963?1965年:その主要な成果
9 私生活の防衛:彼の葛藤
10 孤独への道:彼の悲劇的な運命
11 浴槽での死亡 1968年
参考文献



ローネン・シュタインケ[ローネンシュタインケ]
法学博士。1983 年、エアランゲン生まれ。南ドイツ新聞編集部に勤務。法学と犯罪学を学び、法律事務所、少年刑務所で法実務に従事し、近年では国連ユーゴスラヴィア法廷に関わる。ニュルンベルクからハーグへと至る戦犯法廷の発展に関する博士論文は、「フランクフルター・アルゲマイネ」から「傑作」と称賛された。現在、ミュンヘンに在住。

内容説明

ドイツの未来のため、これからを担う若い世代のためにも、過去の戦争犯罪(強制収容所とホロコースト)と向き合わなければならない…。ナチスの戦争犯罪の追及に生涯を捧げた検事長の評伝!!

目次

第1章 アイヒマンを裁判にかけたドイツ人―フリッツ・バウアーの秘密
第2章 ユダヤ教徒としての生活―戦後の評価が定まらない法律家が語らないこと
第3章 一九二一年から二五年までの人格形成期―才能の開花
第4章 ワイマール共和国の裁判官―浮上する災いとの闘いのなかで
第5章 強制収容所と一九四九年までの亡命
第6章 七月二〇日の人々の名誉回復―フリッツ・バウアーの功績
第7章 「謀殺者は我々のそばにいる」―検察官の心模様
第8章 偉大なるアウシュヴィッツ裁判‐一九六三~一九六五年―その主要な成果
第9章 私生活の防衛―フリッツ・バウアーの葛藤
第10章 孤独への道―フリッツ・バウアーの悲劇的な運動
第11章 一九六八年の浴槽での死

著者等紹介

シュタインケ,ローネン[シュタインケ,ローネン] [Steinke,Ronen]
法学博士。1983年、エアランゲン生まれ。南ドイツ新聞編集部に勤務。法学と犯罪学を学び、法律事務所、少年刑務所で法実務に従事し、近年では国連ユーゴスラヴィア法廷に関わる。現在、ミュンヘンに在住

本田稔[ホンダミノル]
1962年大阪府に生まれる。1993年立命館大学大学院法学研究科博士後期課程修了、博士(法学・立命館大学)。現在、立命館大学法学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Wisteria

8
久し振りにこんなに難儀する読書をした。難しかった…。フリッツ・バウアーを主人公にした映画を二本観て興味を持って読んだが、映画とは焦点となる部分が違っていた。モサドとの連携、アイヒマンの処刑が中心かと思ったが、良くも悪くも裏切られる。信念の人、そして孤独な人だ。"フランクフルトでは裁判にかけられた個々の行為者が問題にはされなかった。公判は、一定の人物に向けられて進められなかった。むしろ、社会的な現象に向けられたのである"バウアーのやりたかった事が伝わる一文である。2022/10/12

£‥±±

8
 2015年前後に続々映像化された検事長フリッツ・バウアー物の元ネタの一つ。  気鋭の法律家だったバウアーは反ナチの罪で強制収容所に。転向宣誓書にサイン後、デンマーク~スウェーデンに亡命、戦後漸く1949年に帰国、しかも同性愛者の疑いが有るユダヤ系と言う事で有形無形の拒否/抵抗に遭った。  孤立無援に近い中、復讐心ではなくより良き未来の為、ドイツ人によるドイツ人の戦争犯罪の裁きに半生を捧げた単純一途ではない名物検事長の伝記。  作中触れられている彼の復帰を助けた傑物クルト・シューマッハについても知りたい。2021/06/05

Momoko Nishikawa

5
バウアーの功績ばかりではなく、人となり、人生を探求した本だ。 バウアーは決して自身を語る人ではなかったが、それは彼の孤独を深めたかもしれない。 仕事中毒だったと思う。それが自身の傷との向き合い方だったように思った。 資料が多いがほとんどドイツ語のもの、訳が少しわかりにくいところがある。2020/08/22

ゆずこまめ

5
ナチスの人類史上に残るだろう犯罪は憎まれつつも、ドイツそのものへの嫌悪や憎悪があまりない理由の一つは徹底した戦争犯罪の追及があると思う。 ただ戦後一貫して国民がナチスを憎み裁こうとしたかというとそんなことはなく、ドイツにもこういう人材が必要だったのだ。 ドイツのために尽くした人生だったし、新生ドイツを作り上げた人物でもあったと思う。2020/06/24

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