目次
第1章 自然に学ぶ―科学の作法
第2章 自然の秘密を発見する―科学の方法
第3章 自然を見る目を研ぎ澄ます―領域の拡大
第4章 自然は生きている―相互作用
第5章 自然は結ばれている―原因と結果
第6章 自然の美しさを発現する―数理的な扱い
著者等紹介
濱田嘉昭[ハマダヨシアキ]
物理化学・分子分光学。薬学博士、放送大学名誉教授。1944年神奈川県に生まれる。1973年東京大学大学院薬学系研究科博士課程修了。1976年東京大学薬学部助手。1991年放送大学教養学部助教授。2004年同大学教授。2015年同大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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PDCAサイクル
1
デカルトによれば正しいことを知るにはその正しさを分析できる確かな手法を身につける必要があるとされる.科学においては正に誤謬に陥らず正しい論理に基づいた判断が求められる.科学に従事する者は帰納や演繹による論理的手続きによりまだ確かめられていない事柄の真偽を明らかにして知識を積み上げてきたが,傑出した科学者は論理的判断よりも賢明な研究テーマの選択に秀でており,まだ存在していない体系化された知識を生み出そうとする創造力,俯瞰力,計画力などによって偉業を成し遂げている.これら先人には多くの学ぶべきところがある.2017/05/16
ノンミン
0
自然科学は何を目的にして、どのように発展してきたか、論理的とはどういったことかといったことを含めて、科学的なものの見方を教えてもらうことができました。 自然現象を数式で表現する際、時間進展すなわち時間の項が入り、微分方程式により表されるといった部分は、当たり前と思われるかもしれませんが、うまく文章化されていて参考になりました。2018/12/24