僕が旭山動物園で出会った動物たちの子育て

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僕が旭山動物園で出会った動物たちの子育て

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  • サイズ B6判/ページ数 199p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784863892583
  • NDC分類 481.78
  • Cコード C0095

内容説明

生後3週間で子を自立させたアザラシ母さんのガル。好奇心の強い子だけが生き残る。出産後の子の世話ができないキリンのマーナ。僕たちが産婆となり、ついに4度目の正直が…。個室より、群れの中での子育てが有効だった!育児放棄がやんだチンパンジーのチロ。動物の数だけ子育てがある。命の物語がある。250種以上の動物と暮らしてきた小菅さんが忘れられない親子の物語。

目次

第1部 少年時代に育てたたくさんの生きものたち(ハツカネズミ;金魚;グッピー;マーブルグラミー;エンゼルフィッシュ)
第2部 旭山動物園で出会った動物たちの子育て(母子の絆(ホッキョクグマ―辛抱づよいお母さん;アムールヒョウ―叱るのは危ないときだけ;アザラシ―子育ては放任主義)
群れの絆(キリン―群れで育児を学ぶ;エゾシカ―子育て戦略のすごさ)
家族の絆(オオカミ―家族で協力し合う;ライオン―プライドの中で子は育つ))
第3部 ヒトの仲間である動物たちの子育て(サル―おっぱいと抱っこが大事;オランウータン―きょうだいを育てる大変さ;チンパンジー―育児放棄を乗り越えて)

著者等紹介

小菅正夫[コスゲマサオ]
1948年、北海道生まれ。北海道大学獣医学部卒。旭川市旭山動物園に就職し、95年、園長に就任。閉園の危機の中、行動展示や夜の動物園などを次々実現させ、2007年、来園者数300万人の日本一の動物園を達成。09年に定年退職。全国で講演活動を多数実施している。北海道大学客員教授、中央環境審議会野生生物委員会委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

七月せら

4
子育てのやり方は種の数だけある。そして、本来の自然環境とは違う動物園での子育てはとても難しい。でもだからこそ、動物園での子育てを通してその種の本来の姿が見えてくることがある。微笑ましいエピソードの裏には、飼育員の方々が知恵を振り絞った試行錯誤と、長い長い努力があります。シカの話、戦いで2番、3番になった雄はどうなるのかと長年の疑問でしたが、なるほど。。。2016/01/12

絵具巻

1
文京区立根津図書館で借りました。2018/12/25

さとうはな

1
良書。小菅先生の「動物は子を産んで子が育つ、それらができて『生きる』と言うこと」という信念が貫かれている。 オオカミはやっぱりカッコいいなぁ。 見習え、ホモサピエンスのオス! チンパンジーの飼育係の葛藤も凄かっただろうな。 子供に読ませたい。2018/03/03

150betty

1
(☆3)生き物を飼うことはそこそこ出来ても、子どもを産ませて増やすのは本当大変だよ。小さい頃から生き物に卵を産ませて増やす試みをしてた筆者には頭が下がる。僕には出来なかった。シロクマの子どもがオスに殺されかかったのを何とか助けたり、実はキリンが他の年上のメスから子育てを学んでないと子育てができなかったり、いろいろな動物の子育てに関する話が読める。2014/08/23

私的読書メモ3328

0
とても興味深く、面白く、引き込まれながら読みました。先に死んだパートナーに、まるで後追い自殺するかのように死んだオオカミの話が特にジンときました。2017/06/20

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