内容説明
本書は、明治・大正期に海軍の軍事演習の根拠地となり、一九三〇年代に海軍航空隊が設置された佐伯町(大分県)が、連合艦隊および海軍航空隊と共存するなかでその地域がどのように変容したのか、また、戦後解体されたはずの「軍都佐伯」が、なぜ「海軍基地に逆戻り」と新聞で報道されたのか、その一連の歴史を描いたものである。
目次
第一編 軍都佐伯への兆し
第二編 軍都佐伯の形成
第三編 日中戦争と佐伯
第四編 太平洋戦争下の豊後水道
第五編 終戦と佐伯
資料編 水銀鉱山
著者等紹介
軸丸浩[ジクマルヒロシ]
1960(昭和35)年、大分県津久見市生まれ、間もなく佐伯市に転居し、小学校時代を過ごす。1983(昭和58)年、熊本大学教育学部卒業。元大分東明高等学校教諭。現在、歴史研究家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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