内容説明
思想の全軌跡をたどる。最初期の「小さきものの死」から絶筆となった最後の著作「小さきものの近代」まで、その全著作を読み解き、知の巨人の資質・体験・方法の深淵に迫る。渡辺京二が一貫して手放さなかったものとは何か。
目次
1(幸福な少年期とその終焉;大連、そして世界の終わり;共産党体験と思想の目覚め ほか)
2(神風連―反近代の極北;西郷隆盛―明治帝国への反抗者としての西郷;宮崎滔天―アジア主義を脱した民衆コミューンへの夢 ほか)
3(逝きし世の面影―滅び去った文明;パックス・トクガワーナの多彩な人々;戦国乱世と徳川の平和―「中世の自由」の虚妄を撃つ ほか)
著者等紹介
三浦小太郎[ミウラコタロウ]
昭和35(1960)年東京生まれ。獨協学園高校卒。アジア自由民主連帯協議会事務局長。北朝鮮やアジア諸民族の問題に取り組んでいる。雑誌「正論」「Hanada」「月刊日本」などに執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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