内容説明
戦争と福祉。新たな「起原」は何度もやってくる。その可能性をつかみ直す。
目次
序章 ゴーギャンの三つの問い
第1章 「福祉の起原」―起源と起原(起原をめぐる問い―なぜ「歴史」ではなく「起原」なのか;「福祉」の語源をさかのぼる;「福祉」を定義する二つの方法―エスピン=アンデルセンの『福祉資本主義の三つの世界』をめぐって;介護と福祉の社会化はどこへ向かうか―「宅老所よりあい・よりあいの森」から考える)
第2章 戦うことと戦う(「プラハの春」と「言葉と戦車」;投下と回心―イスクラ(火花)の行方
戦争をくぐりぬける―ヴィトゲンシュタインと「戦争」)
第3章 起原のあとの未来(銀河鉄道という謎;「雨ニモマケズ」のほうへ;選択肢の外にある可能性)
失われた可能性を求めて―あとがきにかえて
著者等紹介
安立清史[アダチキヨシ]
1957年、群馬県生まれ。九州大学・大学院人間環境学研究院・共生社会学講座・教授。専門は、福祉社会学、ボランティア・NPO論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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