踏み絵とガリバー―“鎖国日本をめぐるオランダとイギリス”

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  • サイズ 46判/ページ数 212p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784863291812
  • NDC分類 210.5
  • Cコード C0021

出版社内容情報

踏み絵が登場する『ガリバー旅行記』第3篇に注目、日本とオランダさらに英国・ポルトガル・スペインの覇権争いを多角的に描く歴史書イギリス人作家のスウィフトはなぜ、『ガリバー旅行記』(1726刊)に、日本の踏み絵とオランダ人の話を登場させたのか。



あの夏目漱石も愛読し、誰もが知っている『ガリバー旅行記』に、踏み絵とオランダ人の話が出てくることはあまり知られていない。漱石もその〈第3篇〉は正当に評価していない。

全4篇からなる『ガリバー旅行記』の中で、特異な構成をもつこの〈第3篇〉に注目し、18世紀の江戸期(鎖国)日本とオランダの交易の実態、さらにイギリス・ポルトガル・スペイン各国間の外交覇権争いを多角的に描く異色の歴史書。

【目次より】

第1章 舞台は東半球

   漱石と『ガリバー旅行記』

第2章 ガリバーを生んだ大航海時代(1)

   マニラと長崎の開港

第3章 ガリバーを生んだ大航海時代(2)

   オランダとイギリスの台頭

第4章 『ガリバー旅行記』第3篇

   踏み絵を嫌がるガリバー

第5章 「踏み絵」千里を駆ける

   みちのくに現れたオランダ人

   オランダ人の踏み絵

第6章 英蘭戦争の果てに

   イギリスの挑戦/変化する踏み絵

第7章 事実は小説より奇なり

   漱石先生も筆の誤り

   オランダ商館医と踏み絵

松尾 龍之介[マツオ リュウノスケ]
著・文・その他

内容説明

スウィフトはなぜ『ガリバー旅行記』(1726)に踏み絵の話を書いたのか。“第3篇”の踏み絵とオランダ人をめぐる物語を中心に、18世紀のオランダ・イギリス・ポルトガル・スペイン各国間の外交戦略と日本の交易の実態を読み解いていく異色の歴史書。

目次

舞台は東半球
ガリバーを生んだ大航海時代(一)
ガリバーを生んだ大航海時代(二)
『ガリバー旅行記』第三篇
「踏み絵」千里を駆ける
英蘭戦争の果てに
事実は小説よりも奇なり

著者等紹介

松尾龍之介[マツオリュウノスケ]
昭和21年、長崎市生まれ。昭和44年、北九州市立大学外国語学部卒。昭和46年、上京。漫画家・杉浦幸雄に認められる。主に「漫画社」を中心に仕事をする。洋学史研究会々員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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なおこっか

5
平明な文章ながら視野が広くて良い。何故ガリバーが航海に出たかを切欠に、大航海時代後のイギリスとオランダの台頭まで語り尽くす。当時の欧州にまで伝聞された日本の踏み絵制度は、儀式化し入国審査として欧州人だけでなく中国人にも施行された。日本人には戸籍確認を兼ねて年始に実施。迫害期とは意味が変わりながらも継続されてきた仕組みが、維新の十年前、オランダ商館長→長崎奉行→幕府への進言で、廃止されるに至るのも感慨深い。しかしガリバー時代、日本は空想国の一歩手前あたりの位置付けだったのだな。案外ラピュータ近いし。2019/12/22

牙魔

0
ガリバー旅行記を導入部として、日本が鎖国に入る背景と同時期のヨーロッパ覇権争いの推移を面白く描いている。記述は少ないが、木綿という素材が人気になっていく経緯が新鮮だった。2019/03/14

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