戦地巡歴―わが祖父の声を聴く

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戦地巡歴―わが祖父の声を聴く

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  • サイズ 46判/ページ数 284p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784863291768
  • NDC分類 916
  • Cコード C0021

出版社内容情報

小さな家族の歴史と記憶――日本のどこにでもある家族の戦争と戦後がここにある。

著者は、昭和13年に中国で戦死した祖父の日記に静かに耳を傾ける。名誉ある戦死をとげねば故郷の家族に迷惑がかかる、だから「戦争は家族のためですよ」と言った元日本兵や「軍隊は軍隊を守るために存在する」と言い放った元日本兵の言葉に衝撃をうける一方で、祖父が戦死した中国の現地へも取材を試みる。当時を知る中国人たちの肉声から耳をそらさず正面から受けとめる。平和を生き抜くための言葉を祖父の声=日記と中国現地の人々の暮らしの中に探す、心の旅の記録。

? わが祖父の日記のこと



? 正直に生きる―出征前夜(昭和五年から十三年)



  ・昭和五(一九三〇)年の日記

   招魂祭/麦蒔き/米相場

  ・昭和七(一九三二)年の日記

   召集される若者たち/春の野良/愛するツギさらば

  ・昭和八(一九三三)年の日記

   砂漠の中のルビー/百姓の手/我が心の妻を待つなり

  ・昭和九(一九三四)年の日記

   干ばつの夏/分水陳情/軍国日本の秋、異状なし

  ・昭和十二(一九三七)年の手紙

   熊本陸軍病院/一等兵を命ぜられました



? 祖父の戦争、家族の戦後



  ・昭和十三(一九三八)年の日記

   門司出港/日中戦争勃発から一年/メイヨノセンシス

  ・戦地巡歴―中国・太湖の町へ

   上陸地点・安慶/潜山の街/中国での取材の難しさ



? 戦後は今も続いている



   遺族たちの戦中と戦後/祖父の声がする

井上 佳子[イノウエ ケイコ]
著・文・その他

内容説明

昭和13年7月、戦死した祖父の日記(声)と向き合い、出征後の祖父の足跡をたどって中国安慶市太湖の町へ。そこで出会った、当時を知る中国人たちの肉声を正面から受けとめた心の旅の記録。

目次

1 わが祖父の日記のこと―昭和戦前・戦中の記憶
2 正直に生きる―出征前夜(昭和五年から十三年)(昭和五(一九三〇)年の日記
昭和六(一九三六)年
昭和七(一九三二)年の日記
昭和八(一九三三)年の日記 ほか)
3 祖父の戦争、家族の戦後―戦地巡歴(昭和十三(一九三八)年の日記
戦地巡歴―中国、太湖の町へ)
4 戦後は今も続いている(闘うのは普通の人たち;戦争とは血湧き肉躍るもの ほか)

著者等紹介

井上佳子[イノウエケイコ]
1960年、熊本市生まれ。1983年、熊本放送入社。ハンセン病、水俣病、戦争などのテレビドキュメンタリーを制作。著書に『孤高の桜―ハンセン病を生きた人たち』(葦書房、第19回潮賞)、『壁のない風景―ハンセン病を生きる』(弦書房、第21回地方出版文化功労賞奨励賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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鈴木双葉(全日本目が死んでる団団長)

2
地元新聞で度々扱われるので気になってたの。力作ですね~。著者のお祖父さんの、なんとも人間臭く快活で愛情深さを感じさせる日記や手紙が素敵。番組も見たかったわ。/「敵同士でも、いつしか川の両岸から手を振り合うようになった」話がずきっとくる。「自国の戦争は国や国益を守るための崇高な行為」と教える国の方が「普通」なのかもしれないけど、やっぱ戦争は苦手。2019/05/19

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