FUKUOKA Uブックレット
かくれキリシタンとは何か―オラショを巡る旅

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 53p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784863291270
  • NDC分類 198.221
  • Cコード C0021

内容説明

400年間変わらなかった信仰。かくれキリシタン信者は、宣教師がいなくなったことで、それまで伝えてきたキリシタン信仰の形を、忠実に継承することしかできなかった…。長崎・平戸とヨーロッパを結ぶ信仰の軌跡。

目次

1 平戸のキリシタン史の概要(海の道の中継地・平戸;大洋路がもたらした宗教・信仰;キリシタン時代の到来;イエズス会の過激な布教活動;松浦氏とイエズス会の確執;伴天連追放令と禁教の時代;生月の信者の経済活動)
2 かくれキリシタンの信仰とは何か(かくれキリシタン信仰における二つの系統;かくれキリシタン信者の信仰の様相;信仰並存という捉え方)
3 かくれキリシタン信仰の要素の検証(信仰のための組織;信仰対象の検証;かくれキリシタンの年中行事;かくれキリシタンの祈り、オラショ;歌われるオラショ;外海・浦上系かくれキリシタン信仰)

著者等紹介

中園成生[ナカゾノシゲオ]
1963年福岡県生まれ。平戸市生月町博物館・島の館学芸員。熊本大学文学部(民俗学)卒業。佐賀県呼子町在職中に捕鯨史研究に取り組み、生月町(現平戸市)転職後、かくれキリシタン信仰の調査・研究にも取り組んでいる。主な論文・著作は『鯨取り絵物語』(共著、弦書房、2009、第23回地方出版文化功労賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。