FUKUOKA Uブックレット
日本の俳句はなぜ世界文学なのか

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  • サイズ A5判/ページ数 55p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784863291010
  • NDC分類 911.304
  • Cコード C0095

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ハイク

88
ドナルド・キーンは日本人以上に俳句を理解し、俳句に対する見方や考え方がユニークであり面白い。芭蕉の句で「閑さや 岩にしみ入る 蝉の声」西洋風に読むと「しぃずかさや いぃわにぃ しぃみぃいぃる せみぃのこえ」となり、い、い、 い、い、い、・・・。その「い、い、い・・・」は、蝉の鳴き声なのです。というような説明をしている。「夏草や 兵どもが 夢の跡」は「ぉ」という悲劇的な音である。日本人はあまり音を大事に思わない。など切り口が面白い。彼の公演、本やテレビの紹介から、日本人以上に俳句を良く理解していると感じる 2018/07/30

きびたき

2
本当かどうか疑わしい部分や、「いや、それは断言しすぎでしょ」と思わずツッコんでしまう箇所が多数あった。講演録だからそうなりがちなのだろうか。生の講演として聴いていれば、もっと心を打つのかも。2015/03/12

紫苑

2
55ページと短い本だが、内容が濃く、とても面白かった。俳句を中心とした分析は、俳句が最も短い短詩文学で、欧米では教材としても馴染みがあるからだと想像する。和歌と現代短歌は(特にクリステワ氏においては)異なる位置づけだが、短詩文学に関わる人は発見するところ多いと思う。帯に「目で聞く、耳で見る」とあるように、感覚のクロスオーバーという視点はむしろ、韻や強弱を持つ言語を母語とする人において、より鋭いのではないかと感じた。2014/06/24

じめる

1
ドナルド・キーンによる句解釈は明快。良いです。蕪村を読もう。2015/01/27

Greensky

0
俳句は全くの初心者だったので入門のつもりで。興味深いです2015/12/07

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