感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
魚京童!
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目の覚めた朝、日曜日。することがない。今までは、資格に追われていた気がする。落ち着いて考えることができるようになって、何もすることがなく、愕然としている。ただ流されていただけなのだ。自分を高める意義も見つからず、ただコーヒーを淹れて、考えてみる。年末に読む本を探したけど見つからなかった。こうありたい。こうなりたい。学びたい。高めたい。そんなことを覚えることもなく、肩書を増やすためだけに走ってきたのだろう。私はどうしたらいいのだろうか。ただ走っている。ただ走る楽しさはわかる。でもここから何を目指せばいいのだ2024/12/15
アメヲトコ
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西日本新聞での連載がもとになっているので九州の事例が中心ですが、それにとどまらず古建築から現代建築まで、日本から海外まで、制度面まで含め幅広く建築保存の問題が紹介されています。カバーも含め、掲載されている現状写真は全て著者自ら撮影されたものであることからもわかるとおり、実際に現地をこまめに歩いて「耳を澄ます」ことで書かれた良心的な一冊です。2014/06/06
のの
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新聞の連載からなので、ライトに読める。タイトルと著者の思いは保存にあるが、まずは日本の建築の状況というところか。しかし、前川建築、こういうので読むとすごくと思うのだけど、地味…2014/01/03
ソノヘンノボンジン
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日本のみならずイギリスを中心に海外の建築保存事情の情報も得られる。ただ新聞連載のまとめ本ということもあり、情報にわずかな考察が加えられている程度ではある。鈴木博之氏の保存論との違いとして、建築の価値付けに建築家という創造主体の存在が強く措定されている。2024/07/18