内容説明
ヒロシマ・朝鮮半島・移民―。膨大な作品群の傍らに溜めおかれた梶山終生の三大テーマに沿って作家の内面世界を辿る。
目次
第1章 作家以前―梶山季之をめぐる人びと(ソウルから広島へ;高師時代と異色の恩師たち ほか)
第2章 朝鮮半島についての作品―良心の問題(三つの「族譜」を中心に;「霓のなか」と「李朝残影」 ほか)
第3章 被爆後の広島と原爆文学(日本ペンクラブと『広島文学』批判;同人雑誌と周辺 ほか)
第4章 ハワイと移民―社会小説、経済小説(名声確立と流行作家;ハワイ移民と作業唄 ほか)
第5章 月刊『噂』と夢の“積乱雲”(月刊『噂』と周辺;ユダヤ関連事項 ほか)
著者等紹介
天瀬裕康[アマセヒロヤス]
本名・渡辺晋。昭和6年広島県呉市生まれ、岡山大学大学院医学研究科卒。現在、核戦争防止国際医師会議日本支部理事、日本ポンクラブ会員、「広島文芸派」同人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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