出版社内容情報
鶴間和幸[ツルマカズユキ]
著・文・その他
内容説明
始皇帝研究の第一人者が辿り着いた数多の真実と新説を徹底的に解説。貴重な出土資料から徹底検証「原文」と「意訳」を多数掲載。
目次
序章 始皇帝研究を知るための予備知識(出土史料;始皇帝年表)
第1章 変わりゆく始皇帝像(始皇帝の名前;秦王即位時の権力構造 ほか)
第2章 秦という国の実像(秦と西方の関わり;秦と馬(動物) ほか)
第3章 始皇帝に関わる者たち(昌平君、昌文君;李斯 ほか)
著者等紹介
鶴間和幸[ツルマカズユキ]
1950年生まれ。学習院大学名誉教授。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得。博士(文学)。茨城大学教養部助教授としてつとめ、助教授のかたわら、1985年よりおよそ1年間、中国社会科学院歴史研究所外国人研究員として中国にて研究・調査を行う。1996年より学習院大学文学部史学科で教授をつとめ、その後は名誉教授に。専門は中国古代史。『劇場版キングダム』では中国史監修をつとめる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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さとうしん
13
『キングダム』に便乗した単なる解説本と見せかけて中身は本格的。竹簡などの、ここ1年ぐらいで発見・公表されたものも含む新出資料や最新の研究成果に基づいた解説となっている。史料の引用や図版も豊富。「図説」「図解」と題した方が良かったかも。2022/08/23
DEN2RO
0
始皇帝の事績を知るには、これまで「史記」の記述によるものがほとんどでしたが、近頃は中国各地で発見が相次ぎ、始皇帝に関して現代人は司馬遷よりも深く確かな知識を得つつあるようです。その一端を平明かつ興味深くまとめて紹介しています。『キングダム』ファン必読。2022/11/09