内容説明
最新研究で判明した事実!進化した恐竜の基礎知識。定説への徹底的な切り込み!化石や恐竜の新説を徹底分析。誰かに絶対語りたくなる!人気恐竜の超トリビアが満載。
目次
岩手県久慈市でティラノサウルス類の化石を発見!!(ティラノサウルスの進化の謎に迫る新発見;化石が発見された場所はどのようなところ? ほか)
第1章 恐竜の定義(恐竜とはどんな生き物なのか;恐竜に似た生き物たち ほか)
第2章 昔と違う!最新恐竜学(立ち姿が大きく変化した恐竜たち;恐竜には羽毛があった ほか)
第3章 人気者たちの意外な姿(ティラノサウルス類の最新事情;ティラノサウルスのさまざまな秘密 ほか)
第4章 恐竜研究の歴史(恐竜研究が始まるまで;有名な恐竜研究者1 ウィリアム・バックランド ほか)
著者等紹介
平山廉[ヒラヤマレン]
1956年11月3日生まれ。東京都出身。日本の古生物学者であり早稲田大学国際学術院教授、理学博士。専門は化石爬虫類で、カメ類の系統進化や機能形態学、古生物地理学をメインに活動している。日本における恐竜研究でも知られ、講演や発掘調査など全国で幅広く活動している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
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kei-zu
17
子どもの頃、ボロボロになるまで読んだ図鑑が「大むかしの生き物」だった。 ティラノサウルスに羽毛があったぐらいの知識は追いかけてはいたが、長い首が特徴的な竜脚類の恐竜は、首を持ち上げたり回したりすることができなかったなど、本書で解説される最新の学説は、驚くことが多い。 じゃあ、長い首は何の役に立ったかというと、異性へのアピールではなかったかという(クジャクの羽がきれいなのは雄であることと同様)。 図版の少なさが残念だが、いろいろ興味深かったです。2022/01/27
いきもの
12
あっさりした内容ながら「昔と今の恐竜像や学説の違い」に焦点を絞っていて、読みやすさや分量のわりには読み応えのある内容。最近の恐竜本では切り捨てられがちな翼竜や他の大型爬虫類にもある程度触れているのは嬉しい。2023/06/26
麻耶
10
平易で読みやすい一冊。2022/09/08
Hiroo Shimoda
10
アパトサウルスの長い首は可動域が狭かったというのは知らなかった。ジュラシックパークのような光景は夢だったんだなぁ。2019/12/27
Nobu A
9
「恐竜博2019」の復習本。小林快次著書、監修、監訳と恐竜関連本を既に4冊読んでいたが、本著が1番分かりやすい。質問に答える形式で恐竜学を平易な言葉で俯瞰。恐竜学が難解な理由の一つは夥しい種類の名称と容姿や行動等の特徴が一致しないこと。全体系統図を示し、適度に挿絵もあり、著名な種類を比較対照したり疑問に回答したり流れで頭の中の点が円になった。文中に小林快次博士を日本の第一人者と認めているが、個人的にはこちらの方が理解促進により貢献。ある程度知識が蓄積されていたお陰かも。いずれにしろ、間違いなくお勧め本。2019/10/04